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色、褪せる  作者: 秋桜
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春来る

春、別れの季節でもあり出会いの季節でもある。そんな春の中、僕らは約束した。

「3年後、お互いが望むのならば付き合おう。」と...

僕らが出会ったのは一年前..高校三年の春のことだ。彼女は転校生で、クラスも違かったから特に気にしていなかった。けれどその3ヶ月後、たまたま学年活動で同じ班になった。一目惚れという奴だろう、無邪気に笑う彼女は太陽みたいに明るかった。彼女の名前は「優愛」といった。名前の通り優しくて、初対面でもすぐに仲良くなれた。高校三年ということもあり忙しい日々が続いた。辛かったし、何度もあきらめようとした。それでも優愛と話してると頑張れる気がした。

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