表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界、特撮計画!!  作者: アルフレッド
1/1

第0話 転移、投獄、処刑待ち!

初心者ですがよろしくお願いします。めんどくさいオタクが書いてると思って見ていただけると幸いです<(_ _)>


  皆さん、こんにちは!俺の名前は桐生きりゅう 心響しおん!今異世界の地下牢にいます!


 .......空元気の自己紹介も終わったところで何故こうなったかを話そう。是非聞いて欲しい、ただの高校生が牢屋にぶち込まれるまでの経緯を.......


 ~1日と6時間前〜

「心響ー、この後カラオケ行くけどお前も来る?」


 俺は部活の午前練を終えたところだった。

 同じパソコン部の吉田にカラオケに誘われた。


「悪い、今日はグレイマンのフィギュアの発売日だからな、遠慮しとくわ。」


 宇宙超人グレイマン


 遥か彼方の銀河から来た巨人であり地球を護るために怪獣や宇宙人と戦うヒーローである。放送終了後も続編シリーズが出るほどで50年以上続く人気特撮番組!何を隠そう俺はこの作品シリーズの大ファンだ!


「そういえば前言ってたな。俺よくグレイマン知らないけど。」


「グレイマンはいいぞ!あの造形!そして戦闘スタイル!ストーリーもなかなかリアルで.........」


「ストップ、お前は特撮のことになると長いからそこまで。じゃあ今日はカラオケパスだな?」


「うん、俺の分まで楽しんできてくれよ!俺はお前の分までフィギュアを堪能するからよ!」


「わかったわかった、もうさっさと買いに行け。」


「おう、じゃあまた週明けにな!」


 そんな感じで学校を後にした俺は家電量販店に向かった。

 え、おもちゃ屋じゃないのかって?

 言いたいことは分かる。だか大型の家電量販店に行ったこと時のことを想像して欲しい。おもちゃとかも売ってるだろ?そんな感じでフィギュアを扱ってる店も多いんだ。あと定価より安い。買うなら通販もいいが山〇電気とかヨドバ〇カメラとかをオススメする。


 家電量販店に向かう途中だった.......

 制服で量販店に入りたくないので俺は着替えるためにコンビニに入った。トイレを借りお気に入りのグレイマンのパーカーに着替える。グレイマンのフィギュアを買うのだからそれにふさわしい格好をしなくちゃな!


 着替えを終えコンビニを出てしばらくした後

 やたらとクラクションがするので振り返ってみた。するとそこには暴走するトラックが!


 .......が、それは中央分離帯の向こうで起きた事故であり俺は怪我ひとつ無かった。様子を見た限りけが人がいる様子もなくドライバーが軽く怪我する程度で済んでいる感じだった。


 え?そこで死んで異世界に転生したんじゃないのかって?

 言い忘れてたけど俺は転移です。転生じゃないよ。そしてこの世界に飛ばされるのはもう少しあと。


 事故も大した事なさそうだったので俺はその場から離れようやく家電量販店に着いた。

 情報解禁から4ヶ月.......ようやくグレイマンが俺の元に来た!その時のテンションはめちゃくちゃ高かった。みんなもあるでしょ?そういう時。あと時の俺はまさにそんな感じだったわけ。


 問題はこの後だ.......

 そのままのテンションでマンションまで帰った俺はフィギュアの入った袋片手に上機嫌だった。


「今日まで長かったな〜、あぁ〜最高!」



 だがエントランスに入ったちょうどその時にエレベーターが行ってしまった。この時、待ってれば良かったんだ.......

 早く開けたいという気持ちが先行し階段で部屋まで行くことにした俺はフィギュアでどんなブンドドをするか考えていた。その時.......上の空だったために階段を踏み外した。


(うわっ!?ちょ、ちょ、)


 上の空だったために状況が飲み込めない。

 そして転げ落ちて不幸なこと頭を強打仕掛けた時だった.......

 いきなり魔法陣?のようなものが出てきてそこから発せられる光に飲み込まれた.......



「答えよ.......答えよ.......」


 威圧のある声で俺は目が覚めた。そこには中世の貴族のような格好をした人間が数名とその護衛のような騎士、そして魔道士?のような服装の男が唖然としている俺に問いかけた。


「答えよ、異なる世界のものよ。貴様は勇者で間違いないか?」


「へ?あ、え!?俺!?」


「貴様以外に誰がいるッ!早く質問に答えよ!」


「いや、ちょっと待ってくれ!状況がまるで分からないんだけど!?」


「貴様は異世界の勇者か問うているのだ!口答えせず答えよ!」


 俺が答えないのにイライラしだしたのか魔道士らしき男が声を荒らげた。すると貴族のような奴らの中でもたいそう威厳ある服を来た男が声を上げた。


「ふざけるのも大概にしてもらおうか、魔道士ノワール!そのようなふざけた格好の者が勇者なわけなかろう!」


「え!?ふ、ふざけた格好!?どこがだ!グレイマンに対する正装だろうが!」


 しかし俺の叫びはノワールという男は遮られた。


「申し訳ありません!国王陛下!もう一度、もう一度わたくしめにチャンスをください!次こそはこのような虫けらではなく勇者を召喚してみせます!」


「なんなんだよさっきから!ふざけた格好だの虫けらだの!黙って聞いてりゃ好き放題言いやがって!」


「黙れ!失敗作のゴミカスが!とにかく国王陛下!どうかもう一度.......」


「もうよいノワール、今日限りで貴様の大魔導師の称号は剥奪とする。連れてゆけ。」


「そ、そんな!お待ち下さい!私は必ずお役に立って見せまs.......」


 無慈悲に騎士によって連行されていくノワール。人にいきなり散々言ってくれた報いだ。ざまぁみそ汁。連れてかれるノワールや、国王と呼ばれる者、そして貴族の集まり、召喚というワード、そして聞いた事ない国名.......間違いない、飛ばされたな異世界に.......


 そう、この時俺は異世界に飛ばされたことをようやく理解した。アニメはあまり詳しくないがこの手の話は多少知っていた。

 ようやく話が掴めてきたところでさっき俺の正装を罵ってくれた国王が俺の目を見て、口を開いた。


「この者は.......」


(送り返すとか言ってくれるんだろ、王ってのは器がデカいのがスタンダードだ。さて、帰ったら今度こそフィギュアを.......)

 そんなふうに思ってた時期が俺にもありました。


「この者は我々王族、並びに貴族に対しあまりにも敬意がなかった。不敬罪により、投獄、のちに処刑とする。」


「は?え、処刑?ちょっと待て!俺は何もしてないぞ!しかもいきなり連れてこられて!なんで殺されなきゃいけないんだ!」


「異邦のもの、陛下の御前であるぞ!貴様のそのような態度が不敬であると陛下は申しておられるのだ。」


 もうめちゃくちゃだった。その後はさっきのノワールのように連行された。



 で、今に至るわけ。そして最悪なことに一緒に飛ばされていた荷物も押収されてしまった.......もちろんフィギュアも.......

 このまま処刑を待たなくてはいけないのか.......

 異世界の処刑法ってなんだ?ギロチン?釜茹で?獣の餌?


 助けて!グレイマン!(泣)


どうでしたでしょうか?まだまだ荒いところはありますが次回からついに戦闘が始まりますのでお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ