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<個人の思想信条を尊重する法律>

 作品にオチをつけるために無理やり作った内容となっております。そのため、無理に読んでいただかなくても構いません。

 



 この法律が施行されてからすでに十年以上が経った。もともと、短期的には保守派に有利だが、それがいいとなればその人数が増えてくはずなので長期的に見れば革新派に有利となる、という前提のもので作られたのだが、一向にそういった気配は見られない。

 それどころか言っていることと実際にやっていることが真逆の人間がいることが社会問題化しつつある。例えば原発賛成といっておきながら、反対派の活動を行なって再生可能エネルギーのコストを負担しないなどといったことが起きているのだ。

 これが発覚した場合には逮捕の上、公民権が停止されるだけでなく、実際に活動した派閥として永久に固定されることになっている。



・・・・・



 しかし、この法律が施行されて変わったことがある。それは個人が自分の意見を表に出すようになったことだ。そもそも、賛成派反対派というものを選ぶ以上自分にどんな関係があるのかということを考えて選んだ以上その立場を選んだ時の意見があるし、何となく訳も分からずその立場を選んだというほうが少ないのだろう。

 そして不思議なことに、研究結果では結婚は減ったが離婚率が減ったという統計もあるらしい。専門家によれば、お互いの価値観が一致した人間を見つけ出すことが難しくなった半面、一致した以上は結婚生活が長く続くのだろうということなのだそうだ。




 これで完結とさせていただきます。最後の話はいるのかどうかと思いましたが、締めくくりとして書かせていただきました。

 また、なんで自分がこんな作品を書いたのか自分でもわからないのですが、少なくとも


「それぞれ賛成派にしても反対派にしても、それらが有って(もしくは無くて)現在の社会が成立、形作られてきたにもかかわらず、それらを無くしても(もしくは有るようにしても)なぜか何も変わらずに生きていけると思っている人がいる」


 というのはどういうわけなんだろうと疑問に思ったのが発端だったのは間違いないと思います。




 また、結局は書かなかったんですが・・・いつかNHKがスクランブル化されたら、賛成派からのみ視聴料を徴収して反対派からは徴収しないという形になるんですかね?



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