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475.フェアリー商会の、新体制、その三(牧場と農場)。

 引き続いて各事業を具体的に確認していくと……


 二、牧場事業本部——『フェアリー牧場』を展開。

 現在は、『マグネの街』に本店、『領都ピグシード』『ナンネの町』に支店がある。

 今後『イシード市』にも展開予定。

 事業本部長は、『マグネの街』の 牧場三人娘(ラン、スーリ、ミキイ)のランちゃんに就任してもらう。『マグネ本店』の牧場支配人と兼務である。

 以前はミルキーが牧場支配人だったが、ランちゃんを抜擢した。 

  事業内容は、鳥類の卵、牛の乳、ヤギの乳の生産と羊毛類の生産と一部の農作物の生産である。

 飼育動物の主なものは……

 ○『マグネ本店』——『牛』『羊』『ヤギ』『鶏』など。

 ○『領都支店』——『牛』『羊』『ヤギ』『鶏』『カシミヤヤギ』『アンゴラウサギ』『大王ウズラ』など。

 ○『ナンネ支店』——『牛』は、超ロン毛で前髪があり、イケメンな雰囲気を出している『メガハイランド』という品種、『ヤギ』は『カシミヤヤギ』、『鶏』はトサカも含め全身が真っ黒な珍しい種類、『ガチョウ』など。幻の虫馬『シルクキャタピラー』も飼育している。



 三、農業事業本部——『フェアリー農場』を展開。

 現在は、『マグネの街』に本店、『領都ピグシード』『ナンネの町』支店がある。

 今後『イシード市』にも展開予定。

 事業本部長は、『マグネの街』の 牧場三人娘(ラン、スーリ、ミキイ)のスーリちゃんに就任してもらう。『マグネ本店』の農場支配人と兼務である。

 この部門も以前はミルキーが農場支配人だったが、スーリちゃんを農業部門に異動して抜擢したのだ。

  事業内容は、農作物全般の生産である。

 栽培作物の主なものは……


 ○『マグネ本店』——ナス、トマト、ピーマン、キュウリなど果菜類、葉物野菜、芋類、米、果樹類など。

 大森林から移植した『マナウンシュウ』も、『温州みかん』として順調に生育している。


 ○『領都支店』——ナス、トマト、ピーマン、キュウリなど果菜類、葉物野菜、芋類、米、果樹類など。

 旧荘園から移植したレモンやシークワーサー、夏みかんが順調に育っているが、本数が少ないので『ワンダートレント』のレントンの協力のもと、大量に苗を作り栽培面積を増やしているところだ。

 レモンサワー、シークワーサーサワー、夏みかんサワーを普及させるためにも、栽培面積を増やし、今後は他の市町の農場にも増やしていきたいと思っている。

 ここでも大森林から移植した『マナウンシュウ』が、『温州みかん』として順調に生育している。

 霊果にはならないと思うが、『温州みかん』として美味しければそれでいいのだ。

 移植した『カシューナッツ』と『カカオ』の木も順調に生育している。

 チョコレートの特産品化のために、『ピーナッツチョコ』に使える落花生も、栽培面積をかなり増やして作付している。

『ピーナッツバター』も作れるし、『ゆで落花生』は酒のつまみとして最高だし、今後も作付面積を増やそうと思っている。

『フェアリー農場』の面積は、絶賛拡大中なのだ。


 この『フェアリー牧場』と『フェアリー農場』の『領都支店』とは別に、俺がプロデュースしているピグシード家直営の各種荘園も順調だ。

『野菜第一荘園』——『フェアリー農場』から種や苗を分けて、多種多様の野菜を作っている。

『果樹荘園』——ぶどう、オリーブ、リンゴ、プラム、ビワ、ライチ、オレンジ類が大量に栽培されており順調に生育している。

 新たなワインやオリーブオイル作りの準備も進んでいるのだ。

 他の地方にあるぶどうやオリーブの品種の苗が手に入るように、文官たちが手配してくれている。

『野菜第二荘園』——『野菜第一荘園』と同様に多種多様の野菜を作っている。

『牧場荘園』——牛、羊、ヤギ、鶏、馬などが飼育されている。

『穀物第一荘園』——もともと栽培されていたホップの生育が順調だ。

『穀物第二荘園』——各種麦類が順調に生育している。

『芋類荘園』——ジャガイモは収穫を終えている。サツマイモが順調に生育している。


 ○『ナンネ支店』——ナス、トマト、ピーマン、キュウリなど果菜類、葉物野菜、果樹類など。

 ここでも『カカオ』『カシューナッツ』の木を移植しており、順調に育っている。

 また落花生も、専用の広い作付スペースを最初に作ってあって、現在は大量に生育中だ。

 大森林の『マナウンシュウ』だけでなく、霊域の『スピピーチ』も移植した。それぞれ『温州みかん』と『桃』として育ってくれればいいと思っている。

 他にも、『ライチ』『ビワ』も栽培されている。

 前にセイバーン公爵領内の『道具の博士』の一番弟子と古参の助手たちがいたアジトの近くで、『アーモンドの木』と『梅の木』を発見していた。

 これらの木も『ナンネ支店』の農場に移植してあるのだ。

 順調に育っている。

 これで『アーモンドチョコレート』も定期的に作れるだろう。

 そういえば……大量に梅をゲットしていたが……『梅干し』を作るのを忘れていた……早く作らなきゃ!


 『ナンネの街』でも『フェアリー牧場』と『フェアリー農場』の『ナンネ支店』とは別に、俺がプロデュースしているピグシード家直営の各種荘園も順調に栽培を行っている。

『牧場荘園』——牛、羊、ヤギ、鶏、馬などが飼育されている。

『野菜荘園』——『フェアリー農場』から種や苗を分けて、多種多様の野菜を作っている。

『穀物荘園』——小麦、ライ麦などが順調に育っている。

『果樹荘園』——マンゴー、パイナップルが栽培されている。ぶどう、オリーブ、リンゴ、プラム、オレンジ類も栽培されており順調に生育している。

 パイナップルについては、効率的な苗作りのためにヘタの部分の回収方法を考案し、実行している。

 パイナップルのツンツンした緑のヘタの部分は、通常捨ててしまうところだが、その部分を挿し穂として地に挿すと根付いてパイナップルができるのだ。

 だから捨ててしまうのは、もったいないのである。

 そこで、その回収方法を構築したのだ。

 ここで生産しているパイナップルは、基本的には『ナンネの街』か『領都』の『フェアリー商会』の食品販売部門『フェアリー商店』で販売している。

 そこで購入してくれた人に、ヘタを持ってきてくれたら買い取ると言う告知を徹底しているのだ。

 パイナップルは、一つ四百ゴルと俺の感覚ではかなり格安に販売しているが、そのヘタを一つ四十ゴルで買い取ることにしているのだ。それなりの量が集まってくる。

 これをそのままピグシード家に買い上げてもらって、苗として使ってもらうことになる。

 これで、スキルなどを使わなくても安定的に苗を生産できる体制ができたのだ。

『水田荘園』——水稲が順調に育っている。



 四、水産事業本部——『フェアリー水産』を展開。

 現在は、『マグネの街』に本店、『領都ピグシード』『ナンネの町』支店がある。

 今後『イシード市』とヘルシング伯爵領の四つの港町『サングの街』『アンシング市』『ハンシング市』『ヨングの街』にも展開予定。

 事業本部長は、『マグネの街』の 牧場三人娘(ラン、スーリ、ミキイ)のミキイちゃんに就任してもらう。『マグネ本店』の事業支配人と兼務である。

 ミキイちゃんを牧場部門から異動して、抜擢したのだ。

  事業内容は、漁による水産資源の確保と養殖による水産資源の確保である。

『干しエビ』や『乾燥海苔』などの単純加工品の生産もしている。

 漁については、今のところ無理に拡大はしていない。

 ただ今後、大河沿いの支店の『フェアリー水産』については、漁の部分も大規模に行うことになるだろう。

 養殖については、自然資源の乱獲を防ぐ意味でも、ある程度拡大していこうと思っている。

 養殖している主なものは……


 ○『マグネ本店』 ——『川海苔』『エビ類』など。

『フェアリー牧場』に隣接するかたちで『フェアリー水産』があるが、水田エリアの一部を改修して、養殖池を増設した。

『川海苔』と『エビ類』は漁でも獲っているが、資源保護と今後の安定供給のために大規模な養殖をしている。


 ○『領都支店』——『大シジミ』『紅マス』『川ハマグリ』『川海苔』『エビ類』など。

『大シジミ』は、今のところ養殖池で順調に育っている。

 なるべく川の環境を再現した養殖池にしたのが良かったのか、うまく繁殖してくれたようだ。

 まだ小さな貝だが、順調に大きくなってくれれば、安定提供でき最高の特産品になりそうだ。

『アイテマー迷宮』で『正義の爪痕』により養殖されていた『紅マス』と『川ハマグリ』は、養殖池で問題なく育っている。

『紅マス』の繁殖は、自然に卵を産んで増えるのだが、そのまま放置すると卵や幼魚が成魚に食べられてしまうので、『ワイルドウイローモス』という稚魚の隠れ家となる藻を入れてある。

 これは『正義の爪痕』が作っていた養殖池にセットされていたもので、そのまま使わせてもらっているのだ。

 この藻も自然にどんどん増えるので、調達の心配はない。

 逆に増えすぎて、養殖池が埋め尽くされる危険があるので、定期的に取り除いているのだ。

『川ハマグリ』も養殖池の環境が整っていれば、放任状態で増えてくるので、かなりありがたい。

『川海苔』『エビ類』も養殖も順調である。


 ○『ナンネ支店』——『紅マス』『川ハマグリ』『川海苔』『エビ類』など。

『ナンネ支店』でも養殖池を作って養殖を始めている。

 今のところ順調だ。


 ○ヘルシング伯爵領の四つの港町『サングの街』『アンシング市』『ハンシング市』『ヨングの街』では、当面養殖事業は考えていない。

 マナゾン大河の水産資源が豊富なので、漁だけでいいと思っている。





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次話の投稿は、9日の予定です。


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[一言] > シークワーサー  沖縄方言由来の言葉だからかやたら表記揺れするやつ。定められた標準的なのはあるけど日本果汁協会の"シークヮーサー"表記と日本農林規格の表示基準の"シイクワシャー"表記で割…
[一言] 事業説明するのは良いが長すぎ。 そろそろ、話を進めてほしい。
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