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P,3 エリーゼの好きな人について『Ⅰ』
日記を始めて4日目、今日のお昼ご飯は○○だった。とかそんな事しか書いてなかったけど、今日の内容は一大ニュース‼
「あたしにもなんと、好きな人が出来ました!」
双子の妹に「五月蠅いよ!お姉ちゃん!」と言われた気がしたのだが、それに構わず日記の続きを書き続けようと思う。
好きになった人の特徴を書こうかな?
うん、そうしよう、双子葉類!
彼は、一般的な男子中学生と同じ色の肌。
外に出てする部活じゃないらしいから、そこまで日焼けしたりはしていない。
髪の長さは、まあ普通。長くは無い。かといって、そこまで短い訳じゃない。
瞳の色は栗梅色で、本人はもう少し位暗い方が良かったと友達に話しているのを聞いた事もある。
部活は…っと、テレーゼに早く寝る様にと忠告、と云うか助言をされる。
今回はこれ位にしてまた今度書く事にしようとかなあ。
「おやすみ、テレーゼ」
双子の妹に呼び掛ける。
自分とよく似た声で綺麗な笑みで答える顔が見える様である。
「うん、おやすみなさい、エリーゼ」