異常な初心者誕生ー2
すいません。ダブりで投稿してしまいました。修正しました。続きです。
音をたてないように草むらを避けてゆっくりとナーガの横に移動し、初心者の糸を幾つかの木に巻き付けナーガの鱗の隙間に触れないようにそーっとさし込みまた木に巻き付ける。どうやら気配転位と幻影は武器にも有効らしくナーガは気がつかなかった。
因みに今使っている糸の性能はこれだ。
初心者の糸 reality1
武器性能 +2
初心者に自動配布される糸使い専用。絡まりやすく固い。
そこそこ頑丈
この糸を鱗の一列単位でひたすら設置していく。
設置し終わるとナーガの口元に糸を何重にも輪っかを作り一気に締めつける。
ナーガはいきなり口が固められ驚いたのか暴れるが設置していた糸が鱗の隙間に入る混み肉に食い込み痛みでさらに食い込む。
みるみるHPが減っていくが、当然糸もかなりの速さで千切れていく。急いで糸を引っ掛けていく。
かなりの時間これを繰り返すと少しずつ動きが鈍くなり、ついに動かなくなった。HPを確認すると有るか無いかわからないほど減っていた。
あ、これってテイムできんのかな?幸い体力は一切この戦いで減ってないし最悪攻撃されても死なないでしょ。
そう決めると気配転位と幻影を解除してナーガの前に姿を見せる。
「シャァァ」
俺に気付くが暴れる力が無いのか頭だけもたげ弱く威嚇してきた。
突然だけどテイムの条件はテイムしたい魔物の体力を5分の1以下にすることと額に手を当てることのため頭を固定する必要がある。
「チッ、糸『固定』」
「シャァァ!?」
初期装備の糸(長さ制限無し)を取りだしナーガの頭を動かないように厳重に固定する。何となく涙を浮かべていた気がするが完全に無視する。
頭が動かない事を確認してから額に手を当てる。
「テイム!!」
≪レイドボス「ナーガ」をテイムしました。≫
≪称号 単独討伐 を獲得しました。≫
≪称号 心を折るもの を獲得しました。≫
≪称号 快楽殺害者 を獲得しました。≫
≪レベルが上がりました≫
≪レベルが上がりました≫
≪レベルが上がりました≫
≪レベルが上がりました≫
≪レベルが上がりました≫
≪レベルが上がりました≫
ボス戦が終わり、ホッと一息つくと思ったよりがたっていることがわかった。ひとまずナーガをテイムモンスター用の空間に入れる。
明日は休みだし丸1日ログインするか。
「ログアウト」