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合成師の無自覚チート  作者: 真白木 樹谷
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出会い

自分の容姿でも確認するか。

周りを見渡すといくつかの店が目についた。あまり人目につくのは苦手のためその中でもあまり客の居ない店に行く、店名は『クトゥルフの滴』か、確かクトゥルフって神話じゃなかったっけ?

始まりの町だし売ってるのもある程度安いものしかないでしょ。


大きな通りの隅を進みクトゥルフの滴に入る。

中には店員が見当たらず棚の中には綺麗な模様の硝子瓶に入った鮮やかな赤や青などの液体や革表紙の本など、見るだけで高いとわかるものはかりだった。

ヤバイ、いづらい‥‥

急いで帰ろうと後ろを向くと、いつの間にか知らない女性が立っていた。無表情のせいか何となくプレッシャーがある気がする。


「えっと‥‥」


どうすればいいか戸惑っていると女性からよくわからない質問をされた。


「あなた、種族は?」

「はい?」

「あなたの種族はなに?」


種族と言われてもまだなにもわからない、と言うかまだ自分の容姿すら知らないのだ。


「えっと、ついさっきログインしたばかりでまだ自分のことすらなにも知らないんです。」


それを聞くとなぜか「はぁ」とタメ息をつかれた。


「あなた協会に行かなかったの?そこで自分のステータスの確認ができるってキャラクターメイクの時に言われたはずだけど‥‥」

「そうなんですか?なにも言われなかったんですけど。」


彼女はあれー?と首を傾げ眉をひそめるが、まあそう言うこともあるのかな?と、一人納得し、じゃあ、と顔を近づけた。


「うちでやらない?ステータスの確認。本当は150リアかかるんだけどお得意さんになるかもしれない人だからね、今回限りで無料にするよ?」


よくわからないところもあったが、ステータスの確認もしたかったから頼むことにした。

すると「了解、ちょっと待っててね」と言い、棚の中から直径30㎝は有るんじゃないかと思うような黒い水晶のような物を持ってきた。


「じゃあこの上に手を置いてみて、水晶の中にステータスが出るから。」


素直に頷き言われた通りに手を置いてみる。


「‥‥?、何だこれ?」



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