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合成師の無自覚チート  作者: 真白木 樹谷
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魔幼虫の家購入

あの後、露天のおっちゃんから魔幼虫の扱い方とフレンド登録をして魔幼虫が入荷次第直ぐに連絡を貰えるようにした。


おっちゃんの説明では、魔幼虫はそこそこ広めの入れ物(木製はNG)に入れて置けば勝手に糸を吐き出すらしい。

餌は何でも食べるから残飯でもあげれば良いとのこと。


取り敢えず魔幼虫達の家として、適当な入れ物を探しにもう少し露天をうろつくことにする。


「おーい、そこのあんちゃん、何探してんだい?うちなら武器だろうが飯だろうがある程度のもんはあるよ!」


色々な店を冷やかしていたら一際場所を取っている恰幅のいいおじさんに声を掛けられた。


「いやぁ、魔幼虫ってゆうのを買ったんですけど住む場所を用意してなくって、何か良い入れ物とかってありますかね?」


「うーん、見たところあんちゃんは外からの訪問者だろ?しかも戦闘職。何で魔幼虫なんか買ったかは知らねえけど、そいつらは結構頑丈だし水筒にでも入れとけば良いんじゃねえか?」


「そんな扱いで良いんですかね?」


「繊細な生き物ならそんなガラス瓶につっこんでたら死んじまうたろう?まだ生きてるってことはそんだけ頑丈だってことだよ。どうだいあんちゃんうちで買ってくかい?水筒。」


おじさんはそう言うと広げてある風呂敷の中から水筒の並べてあるコーナーを指した。


「そうだな、これなんてどうだ?」


そう言うと並べてある中から洋梨型の青い容器を取り出した。


「俺の息子が作ったヤツなんだけどな、何を思ったかあいつ、中にジャングルジムを埋め込みやがった。材料もただじゃねえし、物好きが買うのを待ってたんだが、ここ半年見向きもされねえ。でもこれならあんちゃんの持ってる幼虫も楽しめるんじゃねえか?」


そう言うと水筒の蓋を開けて中を見せてくれた。

中は公園の遊具みたいなのが設置してあって小さいブランコなんかもある。


「いや、でもこれじゃあ幼虫は全部入らないんですけど…」


「材料もただじゃねえつったろ?これは中に空間拡張が付与されてて見た目の5倍は入るんだぜ?しかもなぜか振動安定までついてるから中のもんは意図的に動かさないと揺れもしないってな。そのせいでこれひとつに20万も掛かっちまってな。ま、それはあのやろうから払わせたから良いんだが。で?どうだい?今なら5万で売ってやるぜ?どうせあっても邪魔だしな。」


「買った!」


即答したよ。そりゃあまあ高かったけどそれ以上に良いものらしいし、水筒サイズだからどこにでも持ってけるのが良い。

これでどこでも武器の補充が出来るしね。


さて、早速幼虫達を移し変えようかな。

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