臨時で一緒にダンジョン探索1
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ついていた‥皆様ありがとうございます
「『火球』!」
右手から大量の火の玉が、放出され、目の前にいたモンスターたちをあっという間に消しとばした。
「うわぁ、これでまだ冒険者になっていないのかよ」
「今でこれだから冒険者になったらまだ上がりそう」
「敵モンスターだったら私たち死んでいたね‥」
俺が使った魔法をみて、後ろでサポートしていた1人たちがそれぞれ感想を述べていた。
今俺は、臨時メンバーとして助けた冒険者グループに入って一緒に近くのダンジョンに入っていた。
このダンジョンはかなり古いらしく、ここで偉業を成し遂げてさっさと冒険者育成学校に入学しようとする人が多いらしい。しかし、毎年何人かは帰ってこなくなっているそうだ。
「悪いな、見ず知らずの俺と組んで手伝ってくれるなんて」
「いや、お前が俺たちを助けてくれたからな。お互い様だ」
今話しかけているのはこのグループのリーダーであるサブローというやつだった。
このグループ構成は、さっきハイウルフから助けたときに、怪我が軽いものたちで組まれている。
もともとこのグループは冒険者育成学校の簡単な試験として薬草を集めている際に、運悪くあの群れに襲われたらしい。が、それでもそれなりに腕は良かった。
「しかし、フレイはどんだけの威力の魔法をつかえるんだよ‥魔法使いの俺の仕事がないじゃん‥」
「しかも、魔法だけじゃなく、格闘までこなせるとなると格闘家の僕の立場がなくなるよ」
「しかも、怪我しないから私意味ないし‥」
今のグループメンバー、魔法使いのジョン、格闘家のケンタ、回復担当僧侶のリアがそれぞれ嘆いていた。
「いや、おれ1人だとかなりきついから。3人いてたすかるよ」
「でもその強さ俺らより上回ってんじゃん‥」
「大体どうやったらあんな簡単に火に強いファイヤアントを炎の魔法でたおせるの?」
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『ファイヤアント』
全身が真っ赤な巨大なありのモンスター。レベルとしてはF。だが、火に強い耐性をもち、魔法使い初心者がこのむ火の魔法が効かないのでレベルをD−とすれことがある。
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「たぶん、フレイの魔法が強すぎたんだろう。初級魔法であれだから上級をつかったらとんでもないぞ」
「うわ、世界滅亡しそうだな」
いや、さすがにそんなことしないから!