「ナチュラル」
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「何やってんのあんたら……。」
「か、母さん……。」
この状況をどう説明したものか。
まず幼女先生の事を何と言えば……。
「璃子じゃん。来てたんなら言いなよ。」
幼女先生は母の問い掛けで目を開け、僕の手を離すと上半身を起こした。
「うんー、最近コッチで働く事になったんだー。」
何事も無かったかのようにのほほんと会話をする───リコ先生。
やっぱり特にそこまで大変な事になってなかったか。
半分勘付きつつも雰囲気に流されてしまった僕はさっきまでの発言を思い出して少し後悔した。
いや、その前にリコ先生は母と知り合いだったのか。
見た事がないから多分家に連れてきた事は無いと思うけれど。
「へー……あんた本当にそんな事になってたのね。てっきり加工だとばかり思ってたけど……。」
「そんなぁ、ゆーに嘘吐く訳ないよー。」
うちの母の名前が優衣なのでユイからユを取ってゆーと呼んでいるのだろう。
Youじゃないと思う。
MeはYouに嘘吐かないYo!!みたいな事では無いと思う。嫌過ぎる。
「母さん、先生の事知ってたんだ……。」
特におかしな事にならなかった事に安堵しつつ立ち上がる。
「え?詩音も去年会ったでしょ?」
え、また去年ですか。
本当に僕は去年彼女に会っていたらしい。
だとすればここまで印象に残りそうな人を忘れるとは、中二病記憶よりも忘れたかった記憶なのだろうか。
「あー、でも分からないか。これじゃ。」
「……? どゆこと?」
意味深な台詞を吐く母君。
もしかして去年会った後に化粧で化けたとか髪型変えたとか……それは可能性として弱いか。
ならば整形とかかもしれない。
ただ母の連れてくる人は一癖も二癖もある人が多い上に頻繁に連れてくる為、誰が変わったとしても僕には多分分からない。
「ほら、見てみ。これこれ。」
そう言って母はスマホをつつき、画面を突き出してきた。
そこには写真が写っていた。
女の人が3人。左から背の低めの人が一人、母が中央で背の高さも真ん中、右端に母より高いグラマラスなお姉さん。
お姉さんはちょっとエ⚪︎いがカッコいい感じ。
左2人はちょっとケバい感がある。
なるほどこれは分からないかもしれない。
今のリコ先生はナチュラルメイクにふんわりとしたミディアムロング、写真の小さな彼女はゴテゴテとしたメイクで目が怖い。目は大きすぎると化け物の様に見える。
二人とも見た事のある人だ。
「へぇ、リコ先生変わったんですね。ナチュラルメイクの方が絶対良いですよ。」
僕は素直に感想を述べた。
「えー、元々ナチュラルだったよ? ほとんどメイクしてないし。」
え? これで?
目元いくらなんでも黒すぎだろう!
流石にちょっと衝撃的過ぎる。
何この人怖い。一年で顔変わりすぎだろう。
僕の様子を察したのか母ははっはっはと豪快に笑う。
「詩音多分間違えてるよ!リコは右端のデカい奴さ。」
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最近視力が落ちました。
歳でしょうか。




