「実際はレアでラノベだとベタな物」
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「あ、あれ……覚えてない?」
ピシッ、と音を立てて固まった少女。
捨て犬の様に身体をプルプルと震わせる。
「あっ、いや、違うんです。初めてこの教室に入った時は吐き気と酔いで意識が朦朧としてて記憶が……。」
慌てて弁解を始めるが少女の震えは止まらない。
「え、何。酒でも飲んでたの。」
横槍を入れる奈々。
「ちげえよ!」と突っ込みを入れると少女はびくりと驚き、目頭に涙を溜め始める。
「ぁあっ、違うんですせんせい?先生に言った訳じゃ無いんです。」
周囲の人の視線が痛い。
子供を泣かしてる絵図もさる事ながら教壇でてんやわんやしているため注目されすぎている。一体何をしているのだろう。
僕が聞きたい。
「せんせいがぎもんけいになってる……。」
そこに食いつくのか。
「きっ、気の所為です先生。」
「ぅぅ……やっぱりせんせいにみえないのかなぁ……。」
徐々にどんよりとした空気を纏いつつある先生。
同時に僕は感じていた。
「見えます見えます! と言うか先生にしか見えないです!」
「ほんとかなぁ……。」
この少女……。
「じゃあなんで私のことおぼえてないのかなぁ……。」
「だから、吐き気と酔いで頭がいっぱいに……。」
すげぇ面倒くさい……!
「ああ! 今面倒くさいって思ったでしょ!」
今のは声に出てないはずなのに心を読まれた。
教師設定被害妄想少女め。
……顔に出ていたかもしれない。
幼女先生はうううと唸り声を上げると、大きな声で、それはそれは大きな声で叫んだ。
「結婚の約束までしたくせにっ!!」
「……ふぁ?」
潤ませた目で僕を睨みつける幼女先生。
そ、そんな馬鹿な。
そんな約束した覚えはない。
まず僕はこの人に会った事すらない、はず。多分。
「え、ええ、先生それは僕が小学生とかの頃の話でしょう? それは子供のする話で……。」
本当は覚えてすらない……が、既にこのパターンは読めている。
これは典型的な誤解系幼き約束パターン。
幼き日の結婚の約束をいつまでも覚えているという実際はレアでラノベだとベタな物。しかもそれは誤解だったと言う流れだ。
このシチュエーションにそそられる感があるのは否めないが幼女とのソレは嗜好的───倫理的によろしくない。
せめて16歳〜18歳位ならば良いのに。
……決して希望などではなく。
「ちがうよ。」
僕の考えはここで綺麗に霧散する事になる。
幼き日の約束。幼き日、とは何歳までなのだろうか。
「わたし約束したの去年の1月だよ。」
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「幼い」という曖昧な定義好きです。
妄想の余地がありますよね。




