表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/57

異世界(の国)の危機

八百文字ほどの短い話です


「へ?…てことは、亡命してきたって事?」


「はい、3日前に、グランクス皇国がいきなりファム王国に、侵略してきたんです。

グランクスは、隣国のレイロン王国と同盟を組み、ファム王国を、瞬く間に占領してしまいました。」


グランクス皇国とは鋼系のスペルが発展した工業と軍事の国。レイロン王国とは、雷系のスペルが発展した電気の国だ。

工業軍事と電力が手を組んだら…想像するに恐ろしい。兵器とか作りたい放題やりたい放題じゃねぇか。


「あの日、私はお父様とお母様に連れられて、必死に逃げていました。でも、すぐに追い詰められて、もう駄目だと覚悟しました。

でも、お父様とお母様が、最後の力を振り絞って、私を炎と爆炎のスペルで作ったシールドの中に入れて、こちらの世界へ逃がして下さいました。

こちらの世界で、印契約スペルコントラクトをして強い味方を手に入れて、必ず、ファム国を取り戻してくれ、と、そう私に言いつけて。

私が何かを言う暇もなく、私は、シールドと共に、こちらの世界へ送り出されました。

…お父様とお母様が今、生きていらっしゃるかどうかは、分かりません。こうなった以上、何としてでもファム国を取り戻そうと、そのための協力者を見つけようと、そう決意した矢先に黒服のあいつらから攻撃を受けました。

そちらに巨大な火の玉が飛んでくるから、それを撃ち落とすか、さもなくば、中にいる娘を生きたまま連れてこい…。

きっとグランクス皇国は、そんな風にこちらの世界に、根回しをしていたいだと、そう思います。」


「なるほど、じゃあ、あの黒服たちはシエルを追ってきたやつらだと。んで、俺がたまたま通りかかって助けたと。」


「はい、あの時は本当に危なかったです。」


さて、どうしたものか。

シエルの話はたぶん本当だと思う。シエルが載っていたあのメラ○―マ的な火の玉も、それを裏付けている。

でも、いくらなんでも落ちこぼれの俺が事を解決するにはいくらなんでも事が大き過ぎる。

かといって、彼女と契約できるほどの印使いを見つけるのは、かなり難しいだろう。


うーん、これと言っていい案がみつからない。


「えっと、のどが渇いたでしょ?下から飲み物を取ってくるね。」


ここは一旦席をはずそう。


「あ、ありがとうございます。」


ああ、書くことがない…

弟がテルマエ・ロマエを見に行きました。

私も行きたいです(涙)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ