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前代未聞な精霊使い   作者: 夜魔
第一章 新入生対抗戦編
1/11

プロローグ

 精霊――。それは自然界に存在する、普通の生き物とは違う霊体で肉体を構成している生命体。ある精霊は火、ある精霊は水、ある精霊は風、ある精霊は土――とった、自然現象をつかさどる。そして、精霊は時に恵みを、時にわざわいをもたらす。

 何時しか人々は精霊と心を通わせるようになった。そして、その精霊と心を交わし合い、力を借りる事が出来る人々は精霊使いと呼ばれる様になった……。 

 精霊使いは精霊の力を借り、様々な事を行う。火の精霊の力を借りて鍛冶を行なったり、水の精霊の力を借りて、畑に水を撒いたり。

 だが、昨今さっこんで精霊使いの力は、主に戦争で使われていた……。




 ――暗い……。


 ――寒い……。


 ――僕は何で……こんな所に居るんだっけ……?

 真っ暗な空間に少年の声が響く。


 ――ねえ、ここから出たい?

 少年しか居ないはずの空間に少女の声がする。


 ――誰……?


 ――精霊。


 ――精霊?なんだっていいや。ここから出してくれるの?


 ――ええ。ただし、条件があるわ。


 ――条件?一体何?


 ――そう。私達・・をここから連れ出して欲しいの。


 ――良いよ。ここから出してくれるなら。


 ――そう。ならずは……。








 7月7日――神鳴かんなり家にて爆発事故が発生。爆発により封印牢が吹き飛んだ。その後、神鳴家の長男が行方不明となっている事が判明した。爆発の原因、長男の行方ゆくえは未だ不明である……。



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