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無力なのはもう嫌だ

 私が廃墟の先に進むと...!


「鈴羽先輩!」


 大量の人形に抱きつかれて失神している鈴羽先輩の姿が見えました!


 私が彼女を助けるために近づくと...!


「紅お姉ちゃんは渡さない!」


「...えっ!?」


 私の体が急に空中に浮いたかと思うと、そのまま壁にまで弾き飛ばされてしまいました。


「きゃあ!」


 バンッ! と背中に痛みを感じながら跪いていると...!


「紅お姉ちゃんは絶対に渡さない!」


 と西洋人形が喋りながら私の前に現れました!


「あなたが鈴羽先輩を捕まえていた張本人なの!?」


 私が言い切る前に念力のような力で首を絞められてしまいます!


「あぐ...!」


「ふふふ...! あなたも一緒に遊ぶ? 楽しいよ〜」


 その西洋人形の瞳は明らかに私をこの場所に閉じ込める気しか感じられませんでした!


(ダメ! 今ここで私が諦めたら鈴羽先輩が...!)


 そう思うと私は負けられない気持ちになってきました!


(弱くても...! 気持ちだけは絶対に負けない!!! 無力なのはもう嫌だ! 私は【ブレイブサンシャイン】のように...、ううん...、私は...【レッドフェニックス】のようにもなりたい! 私の夢の形...増えたよ!)


 私がそう思った瞬間! 私の中で何かが弾けるのでした。

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