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Magical★Spirits-マジカル★スピリッツ-  作者: 晴埜あこ
5.ハトレアのしずく

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39/43

5-1

「はとれあのしずく?」

 

 金髪の少女は首を傾げた。

 軟派な顔の青年は笑顔で答える。

 

「うん、そう。もし何かあって……助けが必要な時は助けてくれる。その持ち主の心が正しければね」

 

 少女の手にはキラキラと輝く、透明な雫型の首飾り。青年の手には、それを嵌めるであろうひと回りほど大きい、雫型の穴の空いた首飾りがあった。

 

「だれが助けてくれるの?」

「ん? そうだな、その時に王子様がいたら……その人が助けてくれるかもしれないし。いなくても、俺が守るよ」

「守る?」

 

 無邪気な少女の笑顔に、胸を締め付けられながら、青年は無理やりの笑顔を向けた。

 

「何も、心配しなくていい。俺と暮らそう?」

「どこにいくの?」

「うーん、そうだな。森の中はいろんなものがあってきっと楽しい」

「そうなんだ!」

 

 ピカピカに光らせた好奇心いっぱいの瞳で、少女は満面の笑みを浮かべた。

 その笑顔に罪悪感を覚えつつ、青年は持っていた首飾りをぎゅっと握りしめる。

 

「これは、きっと必要な時に現れる。それまで、さよならしよう」

「? うん」

「そうだ、俺のことは先生ってことにしよう。色々教えてあげる」

「せんせ?」

 

 復唱する少女の頭をいとおしそうに撫で、青年は手を引いた。

 

「さ、いこう。レミィ」

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