きらきらのぼくのポケット
ぼくのポケットには、友だちのポケットにはなかった、『ふしぎなもの』があるんだ。
それは、『きらきら』だ。だけど、ほかのともだちにはみえないし、しんじてくれない。
だけどね、ほんとうにあるんだよ。
たとえば、学こうへいくとちゅうに、こまってた友だちをたすけたときに、ポケットの中でひかる。
あとはね、学こうでとなりのせきの女の子に、べんきょうをおしえてあげたときも、みえるんだ!
だけど、みえなかったときもあるんだ。
たとえば、友だちとけんかしちゃったとき。
たとえば、母さんとか、先生のいうことをきかなかったとき。
そのときは、ぼくのポケットの中には、なにもみえなかった。
だけど、一ばんきらきらしたときを、ぼくはまたみたいな。
いじめられて、ないていた年下の女の子を、たすけたとき。
けられたりして、いたかったけど、ポケットをみたら、いっぱいひかってた!
いたかったけど、がまんして、ぼくはないていた女の子のよこで、ずっとおもしろいおはなしをしてあげたの。
そしたら、わらってくれて、今では一ばん、なかがいい友だちなんだ。
今では、ポケットの中が、あたたかくなったりするんだよ。
きらきらは、手でもったりできないけど、あたたかくなるときに、きらきらってなっているのが、わかるんだ!
きょうも、ポケットはあったかいし、きらきらひかってる。
これからも、きらきらをみられるように、がんばりたいな!




