第一話ビームと書いて友と読むべし!
なんか出落ち感ある
「俺の名前は、美一百 打刀身長171cm、顔は中の上の下である。田舎者にしてはイケメンだが、政令指定都市に行けばごろごろいる程度の顔だ。総合的に少し恵まれた普通の男子高校生、絶賛登校中。」
ぬるりとした感覚が、急激に右首から小指の付け根まで這いずるようにのぼる。あつい熱い(42℃)
きゅぽん、と効果音のつきそうな勢いで、鼻水のような黄色の強い何かが小指の付け根から顔を出した。
(;´'-'`)「独り言が少し長くてきもいわよ、打刀」
きもくて熱い鼻水は喋るようだ。しかも渋イケボおねぇである。
( -`ω-)「いい?打刀、限界なんて言葉はこの世にはないのよ、限界というから限界ができるのよ」
アントニオ猪木さんと同じことをどや顔で言っている。心情的にも熱いようだ。
「お前なんだよ!」
びっくりしすぎて冷静だったが、おくれて当然の疑問がやってきた。腹話術かよ。
( ゜∀゜)「あなたこの前クラスメイトの鼻水飲んだでしょ?」
「...うん」
( ゜∀゜)☛「それよ」
「え...」
(゜∀゜≡゜∀゜)「うっそん❤」
ほっ
( ゜∀゜)「あとあたしはぬるりとした、熱かったり冷たかったり、実態があったりなかったりするただのビームよ。名前は...そうねぇ、花子太郎と呼んで」
「昔よくいた名前の総集編だ」
( ゜∀゜)「トイレは和式派よ」
「絶滅危惧種だ。保護しないと」
「ところでお前はどこかr」
(。・з・。)「あ!!!!!!!!!!んなところにがけから落ちそうなぴちぴちJKが!!」
「なんだって!ここは政令指定都市だぞ!どうなってんだ。...まぁ?、女の子に全然興味があるわけじゃないけど?あわよくばお近づきになりたいとかじゃないけど?RUNE(SNSの名前)とかお礼にこうかんしちゃって?みたいなのは期待してないけど、困っている人はみすてられないなぁ」
(・д・)(5秒で結構なセリフ量だったわ。私でなきゃ聞き逃しちゃうわね)
俺は急いで崖へ向かい、女の子に手を差し伸べた。
が!!届かない
あと17.9cmほど離れている
そうこうしているうちに、女の子が掴まっている崖のこぶにひびが入ってきた。
もうもたない!
デュルルッルと花子太郎がのび、女の子の襟をつかみ崖から引き上げた。
( -`ω-)「あたしはかなり、パワフルよ」
女の子「わぁ」
女の子「ありがとうございます!その...お礼がしたいのでRUNE交換してもらえませんか?」
「そんないいのにぃ」
( -`ω-)(なんでこいつが得意げなんだわ?)
かわいい女の子とRUNE交換できたし、今日はいい日だなぁ。なにか言おうとしてた気もするが、、、きのせいか。
気が向いた時に続き書きます。