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魔術

 学園生活が始まり、約一週間。今日、ようやく魔術の授業が始まる!全く、バルとか、次席くんとか、殿下とか、もろこし女とか色々あったが、全てはこの、魔術を学ぶために俺はこの学園に来たのだ!さぁ、学園よ!俺に魔術を見せてくれ!

「今日から魔術の授業を始める!」

担任のアリーナ先生が言う。

「では、先ずは魔術の属性についてだ。そうだな、ヤント君、答えれるか?」

「はい、魔術の属性は火、水、風、土、光、闇、無属性です。」

「正解だ。」

まぁ、これは簡単。

「魔術は、全てこれらの属性を使って発動する。ファイアボール!」

魔術を唱えた先生の手に小さな火の玉が浮かぶ。試験の時よりは少し大きい?感じかな?

「この様に火、水、風、土、光、闇の属性は発動する際にそれぞれの属性を表す呪文が必要になる。逆にそれらの呪文を使わずに発動する魔術を全て無属性と呼んでいる。」

なるほど、理解している内容だが、この先生の説明はかなり分かりやすい。

「それぞれの属性は初級魔術、上級魔術、極級魔術で呪文が変わる。ヤーヤコーンさん、初級魔術のそれぞれの属性を表す呪文は?」

「ファイア、アクア、ウィンド、ロック、ライト、ダークです。これくらい答えられて当然ですわ!」

「正解です。では、上級魔術の場合は?」

「それは、えっと」

「アル!なんだっけ?」

 今日はバルが隣にいる。バルとファシウスはいつもどっちが俺の隣に座るかで争っている。負けた方はヤント君と座ってるらしい。今日はファシウスだ。左右に座らせればいいだろって?残念ながら片方はルッソが座るから残った席は一つなのだ。

「アル君は分かるのですか?」

「あぁ!アルは知ってたよな?」

コイツ人の事をベラベラと。私語は慎め!俺まで先生に目を付けられるだろ!後、前にいるヤーヤコーンが俺を睨んでいるから話しかけないでくれ。アイツ面倒臭いんだ。

「ではアル君、答えなさい。」

えぇー?俺ー?

 学校ってどうしてこう分かっている事を答えるだけなのに先生に当てられるのは嫌になるのかね。

まぁ答えるけど。

「それぞれ、フレイム、ウォーター、トルネード、グランド、シャイン、シャドウです。」

因みに極級はそれぞれ、インフェルノ、マリン、ストーム、ガイア、ホーリー、デスとなる。

「驚きました。まさか本当に答えられるとは。これは後の授業で習う範囲でしたのに、流石ですね。」

「パパ凄ーい」

「この程度ご主人様ならば当然です。」

何故か隣のルッソが誇らしげにしている。このクラスの人はルッソとスーが教室にいる事に慣れたらしい。

「では次は、魔術のうち魔法を表す呪文です。先程私語を使っていたバル君、答えなさい。」

「えぇ、俺⁉︎」

ざまぁみろ。私語を慎まず先生の授業を邪魔するからだ。

 さて魔法を表すとは言ったが魔法って何?って思っているだろう。この世界における魔法は、まぁ、分かりやすく言えば、ボールやウォールと言った、発動する術の部分をします呪文のことだ。ボールやウォールは呪文、属性の呪文と魔法の呪文を組み合わせ、魔術が生まれる。

「えっと、ボール、ランス、ウォール、だった筈。」

「正解です。今言った三つが魔法の呪文です。」

残念ながらそんな事はない。

 魔法の呪文は三つ以上ある。と言うかそもそも魔法の呪文は使い手に発動後の魔術を分かりやすく想像させやすい様に生まれたため、逆に言うと分かりやすくする為なら別の言葉でもいいのだ。

 俺は村でいた時にそれを本で学んだ為、それぞれ派生技を生み出している。

ボールよりも威力は低いが消費魔力が少なく速度が速いバレット

ボールよりも威力が高いが速度が遅いスフィア

ランスよりも飛距離が遠く速度も速いが威力が小さいアロー

ランスよりも飛距離が短いが範囲内を自由に飛び回るソード

ウォールよりも小さいが動かす事ができるシールド

ウォールよりも薄く物理技がほぼ防げない対魔術用のカーテン

 これら九つが俺が開発した魔術。

 こんだけかよって思っているかもしれないが、後に説明する無属性が便利すぎて、途中からやりたい事は全部無属性で開発する様にしたんだ。結果、開発したにも関わらず、無属性魔術の下位互換になった術も結構あるのだ。無属性魔術最強!

「では次は、今言った魔術のどれにも属さない、無属性魔術についてです。」

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