第2話 知りたいこと。
主人公11(ジュウ・イチ)爽やか責任感がある
明希名普段は天真爛漫。
12(ジュウ・フ)癒し系でボケ
13(ワン・ミ)堅物だが面白いことも。マッチョ
若返ったとはいえ、
176㎝の身長が170㎝になっているような...
身体も小さくなったのか?
まだ1歳の明希名という
幼い子供にどのような人生になるのか
11は12、13と明希名を見守った。
"そもそも僕たちは時空警官は
移動瞬間などを使いすぎたり悪に
染まった人達が世界を変えてしまう
人らを取り締まるためにいるのだが
どうしても1歳である明希名が気がかりでありあの扉の意味がどんな意味を持つのか、知りたいのもあった。"
ちなみに明希名だけが見える訳では無く
皆が11達が見える
そのまま時が経ち明希名は20歳になった
11と12.13は成人を迎えた明希名を
遠くから見ていた。
12は大きく美しい女性になりましたね。
11「うん?狙うなよ」
12「狙いませんよ!あんな赤ん坊に近いときから見ているので。」
13「可愛くはないがな」
11「うん?可愛いだろう~」
そう話しているうちに明希名は近くに来ていた
明希名は
「お兄さん達~何処かで見たことあるような~」
13は「気のせいだ」
明希名「あなたは気のせいでもこの二人は違うわ」
13「どう違う?」
明希名は12と11をマジマジと見る
固まる二人に
13は「どう違うのか聞いている!」と
声を張り上げる
耳を押さえる明希名はこういう
「あなたのことは強く覚えてるわ。
そのマッチョの体で私が5歳の頃
友達と遊んでいた時現れてこう言ったの
俺の体をなぜ見ているんだ?と美しいからか?と
もちろん服を着ていたからいいですけど...。
ナルシストはちょっと...」
13は鼻を歪ませ、下から上を見て
ぶつぶつ呟く
また明希名は11、12を見て
「でも何故かお礼をしないとと思うの...」
11は「寂しくは無いか?」と明希名に問う
明希名は「うんうん、母親がいるもの寂しくない」
11は「そうか...」と
安心する矢先に明希名の母親が
目の前に立っていた。薄くなっている。
黒いコートに縁が白い服装の死神が現れた
11は「ちょっと待ってくださいその方は
もう亡くなったのですか?」と
死神は
〈お前達がその少女を見ている間に
心筋梗塞で亡くなった〉
11は顔が青ざめた。
父親もあの時から居ない世界に
また母親までもいないなんて...
あの子はどう生きて行くだろうかと
心で思い涙が溢れた。
この瞬間の明希名は母親のことは知らない。
だがまたその瞬間にスマホが鳴る
11は知ってしまっているがそのことを
12は「きっと明希名て子はこう言うだろうな知ってたの?と...いっぱい殴られるだろう。」
13、「人間の見るドラマに影響されている」
明希名は亡くなった母親を見て泣き叫ぶ
その姿を見ている11は
ー人間の人生には幾つもの涙がある
その中で大切な人を失う哀しみは
一番辛いであろう。だが人間は言う
またその日常に慣れれば居なくとも
心で生き続けると...ー
そしてここから11は
〈開けてはならない扉を開けたその扉が見える
明希名、残酷な運命を歩むと言われているが
あの扉は何なのか。〉
その意味を調べるため聞き回る
11は明希名が落ち着くまで
その扉のことを聞き回る
まず最初に屋敷に入りおかっぱの女の子に訊いたおかっぱの女の子は人間では座敷わらしと呼ばれている。
〈申請したし資格も取ったし上に認められて
ここにいるのになぜパトロールしに
来ているの?〉
困った11に追い討ちかけるように
おかっぱの男の子が来て
〈悪いやつはここにはいないよお前達が
入る場所は無いよ忙しいだ
帰ってくれないか?〉
又々困った
11は「き...訊きたいことあってあの鬱蒼とした中にぽつりとある扉のことなんだけど...」
すると女の子も男の子も勢いよく振り向き
女の子は「入ったの!」と
男の子は「あの扉を知っているのか!?」と
声を揃え言う。
女の子は「入っちゃたのね~」
男の子は「あ~残念」と
11は「やっぱり入ったら駄目なのか?
どうなるの?」
男の子と女の子は
「そういえばどうなるんだろう」
11「知らんのかい!」
お邪魔しましたと帰る11の背を見ながら
女の子と男の子は首を傾げた
とことこと霧の中を歩いていると
小さい家を見つけしゃがみながら
11は「すいません~」と言うも
出てこないために
また霧の中を歩き出す11は
〈慣れるとどこ歩いてるかわかるんだよな~〉と独り言を言うとあはははあと
小人が現れた
七福神の布袋尊だ。
座敷わらし...福をもたらすとされる
布袋尊...七福神のひとりで。笑門来福、子宝
夫婦円満などの福がある。