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第13話 11の過去(後編)
いだおという偽組織に入ってしまった姫美
魂が抜かれたようになってゆく
徐々に変わってゆく姫美に気づく明は
辞めるよう説得していた。
チラシを見て明は姫美に
「こんなところに入る意味あるのか?
どうしたんだよ!」
どうしたも無いわよ、あなたが私を一人に
させるからよ...
明)今すぐ辞めよう!な?
姫美)嫌よ、これが無くなったら私じゃなくなる
明)そんなこと無い、姫美は姫美だよ
姫美)うるさい!黙れ!
絶対に私はあそこをやめない
言うことを聴かなかったため
明はその勧誘場所に行き断り行くも
宗教でも無いただの密売の組織だった
足が動かない恐怖に明は自分の弱さに愕然とした
その会長は姫美に
≪あなたの夫を殺せばもっと楽になれる≫と
姫美はその通りに実行した
だが涙を流している
同じように明も霞む目で薄れてゆくなか
姫美の頬に手を添え
明)ごめんな‥‥‥解らなくてごめんなという
滴る血が明の息を塞ぎ
パニックたように姫美は大声で泣き叫ぶ
その後 姫美は逮捕されたが、
刑務所で自ら命を絶った。
そして今、明は11になり時空警官をしている。その通り道に再び出会った明と
姫美。