始まりと最期は、紙一重
あの時、道を調べて脇道を通ろう何て言わなきゃよかった。あの時、独りで行けばよかった。守ることができなっかた。
・・・・・
・・・
あの糞外道に出会わなければ・・・
今、我我、悪相手二、天誅下ス
体には合計で、『7.62×36×60』がある。それが、3人で180か独り相手なら十分か。恨むなよ、恨むなら、お前の天命を恨むんだな。
※
ある日の昼休み、そこそこの進学校の校則は休み時間のスマホ及び電子機器の使用が許可されていた。俺は昼休みに「立ち入ってはいけない世界の危険な場所」という動画を見ていた。
北センチネル島が一番興味を持った。一回入ったら先住民に殺され、帰ってこれないという伝説がある。人口は200人前後らしいそこに1人で飛び込めばバトロワみたいになるな。やられたら、観戦はおろかホーム画面にすら戻れないが。そんな虚構を妄想していたら、釜石がやってきた。
「おーい充電器かしてやー」
「拒否」
「冷たっ!ドライアイスかよっ!?」
なんか一人で定番の比喩を言って笑うヒューマンは、釜石だ。
「っち、うっせえぞ」
「知ってるが?」
確信犯かよ。
「で、早う貸せよ」
「別にいいけど、どこで充電するん?」
「外にあるコンセントでやるわ」
「元池に殺されるぞ」
元池とは学校業務員及び雑用だ。
「あいつ今月から教員免許とるために消えてったぞ」
さすが新聞部。情報が早い。
「じゃあ、放課後また、返しに行くわ」
〈三時間後〉
二人は、生徒会室にいる。
どうやら、体育館前の外のコンセントに付けたが、(この時点で馬鹿)部活帰りのバレー部に通報されたという。
「まず、何でここに充電器を持ってきてるのかしら?」
冷たい目つきで問い詰めてくる彼女は。生徒会長の名前は「柊蘭華」どちらも植物にまつわる漢字だが植物のような、癒してくれるような雰囲気は全くと言っていいほど無に近い。
「何でダメなんですか?」
「ダメってあんたねえ・・・」
「退学になっても知らないわよ」
「いいじゃねえか、ランカと俺の仲じゃねえかー」
よく会長に言えるな、おい、やめろよ!書記の篠原がこっち見てるぞ。
「は?断ち切るわよ?」
何をだよw釜石家の家系をか?
「いや、そこは、ちょっと漢として死ぬというk」
バーン!
パイプ椅子の音が響く。でも書記や副委員は止めない。さすが支持率8割超えの人だ。
2。3回叩いたら我に返った模様
そりゃ下ネタ言ったらしばかれるだろ。それにしてもこっちもこっちで、退学案件では・・・?
「なんか言いたげね」
「いや、なんでもないですっ」
「まあ、今回は目をつぶってやるわ」
「ありがとうございますっ」
俺が感謝と共に陳謝してるのに釜石はへらへらしている。殴られるんの好きなん?マゾヒストなん?
「いいわよ、出て行って」
「失礼しました」
※
「ったくもう、トモちゃんったら、、、お仕置きしてやるんだから!」
正統派のストレートヘアの少女が赤面しながら、1人ッきりの部屋で微笑んでた。