第六十二話 女神様からの話 1
目の前に現れた女神様。そして前回のときはいなかった精霊達もこの場所にいる。
精霊達は不思議そうにしていた。突然の別の場所に連れてこられてどうしたらいいのか分からないで居る見たのようだ。
「よく来てくれました」
女神様がようやく口を開いてくれた。
その声を聞いて涙を流し始める精霊達。
「アレリア様!? なのですか?」
フレイが口を開いた。記憶のない精霊達に記憶が戻ったと私は思ったのだが、
「やっぱりここに来たら記憶を思い出したのね」
それを聞き、今一時的精霊達の記憶が戻っていること知る。ここから出たら今まで通り精霊達の昔の記憶がまたなくなる。
「やっと話せるわね。昔あの人からあなたたちの事は聞いていたけど、あの頃は私達にあなたの姿は見えなかった物ね」
精霊達を見つめながら言う。
「そうですね。あの頃私共は近くにおりましたが、話すことはございませんでした。あのお方はあなた方とおられるときはとても楽しそうで私共も安心していました」
「そうだったのね。でもあの時のあの方はとても楽しそうでいつも笑っておられました」
「そうだぜ! 勇者のやろうも短かったがいい人生だったと思うぜ!」
女神様と精霊達は勇者の話をしているようだが私には一切分からない。
それでも、精霊達は凄く楽しそう。
「でもきっと後悔が一つあると思うわ」
女神様の声が少し小さくなった。
「自分の時で勇者として使命を終らせられなかった事をね」
勇者としての使命それは、魔龍族と人間の戦争を終らせること、つまり真龍族の女王メルリカを倒すことなの。
「そうね。昔あのお方があなた方と出会われる前、『俺がこの使命を終らせる。今後俺と同じ運命をたどる者を出さないようにするためにもな』と言っていました。だからこそあの時の魔龍族との戦いの依頼を断らなかったんだと思います」
精霊達と女神様が涙を流しながら話している。
「でも、あの人最後に『この力を受け継ぐ者に全てを託す』って言ってたよ」
全て分かっていたんだと思った。メルリカが生きていてまた人間との戦争を始めようとしていることも、自分の生まれ変わりの前に現れること全てお見通しだったんだと思う。
「そうなのですか!? ですが何故私達の記憶まで消さないといけなかったのでしょう?」
それは私も不思議に思っていた。
別に精霊達の記憶を消す必要はなかったんではないだろうか? 記憶があればもっと早い内に何かが起こる事ももっと早く知ることが出来たのではないかと思った。
「私にも分かりません。もしかしたらあの人なら知っているかもしれません」
あの人?
「それは勇者と恋仲にあったミユ様でしょうか?」
「そうよ。もしかしたらだけどね」
そんな人が居たのかと思う。
「ですが勇者様は最後別れの時私達四人いあることを言いました」
「あることですか?」
やっと話しに入ることが出来た。
「はい、他の三人に何を言ったのか分かりません。私が言われたことはただ一つ、新たに生まれてくる自分の生まれ変わりをよろしくとだけ言われました」
「ですが、私に出来ることはこうしてあなたを見守ることのみ。手伝うことは出来ないのです」
悲しそうな声で言われた。
「ですが、あの決勝戦の時は」
「あの時だけは特別です。本当ならダメなのですが勇者との約束もありました。それにあの場でもしあなたに何かあったらこの世界は再び魔龍族に支配されることになります。それだけは決して許してはいけない。そう思いあの時ミレイを助けに入ったのです」
女神様の言葉に重みを感じる。
そして、
「それにあなたにもう一つお伝えしないいけないことがあります」
「もう一つですか?」
「そうです。それこそがミレイをここに呼んだ理由なのです」
女神様は私を見ながら言ってきたのだった。
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