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スピリッツウィッチ~ダンジョン攻略がんばります~   作者: 夢見叶


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第四十九話 再会

 私がギルドマスターとの話しが終わりギルドのそとに出たところで、


「久しぶりミレイ!」


 メリッシュさんとアキさんと出会った。


「お久しぶりです」


 挨拶を交わす。


「でも、お二人とお最近見かけなかったのですがどちらに行かれていたのですか?」


 ダンジョン調査終了後ちょくちょく夕ご飯など行っていたのだが、


「私達二週間ほど護衛依頼で別の街に行っていたのよ。それで昨日やっと帰ってきたってわけ。もう面倒くさいったらあらしないわよ」


 横に居るアキさんが何故か笑っている。


「メリッシュはあんなことを言っているけど、グレイとの長期滞在の依頼でそわそわしてたんだから」


 耳もとでそんな事を呟いてくる。


「でも、あの二人あの依頼の後から付き合い始めてのではなかったですか?」


 そう、あの依頼の後、今回みたいな事が今後ないとは限らない。そのときになって後悔したくないと思ったメリッシュさんがグレイさんに告白したのである。グレイさんもその告白を断ることはなく晴れて二人は付き合うことになったのである。


「そうなんだけど、まだなれていないらしくていつもソワソワしてるのよね」


 それを聞き、頭にイメージが簡単に浮かぶ。


「想像出来ますね」


 二人で笑っていた。


「何二人でコソコソしてるのよ」


「なんでもないですよ」


 二人声をそろえていった。


「そんな事よりミレイはこれから開いてる?」


 今日は、ギルドマスターから何か依頼を頼まれると思い開けていた。


「開いてますよ!」


「それならご飯でも行かない、私達も今日は休養日なのよ」


 二人から誘われたので、


「いいですよ」


 快く申し出を受けた。


「それじゃ、宿に戻って荷物置いてきますのでまた、後程ギルド前で待ち合わせでいいですか?」


「いいわよ」


 一度解散した。


 それから少しして私はギルド前へと戻ってくる。


「お待たせしました!」


 すでにメリッシュさんとアキさんが待っていた。


「私達も今来たとこよ」


「では行きましょう」


 街の北区に向かって行く。今回はメリッシュさんのおすすめのお店に連れて行ってもらえることになった。


「ここよ」


 昼一の鐘が鳴ること私達は店の前に着いていた。北区でも中心に近い所にある『お好み焼き天』と看板に書いてある。だがお昼時なのに殆どお客さんが居ない。


「はいりましょう」


 私達は店の中に入っていく。


「いらっしゃい! 開いてるところに座ってくれ」


 店の中はさほど広くなくカウンター席とテーブル席がある。テーブル席は四つ程しかない。


 私達はとりあえずカウンター席に座る事にした。


 前にあるメニューを見てみると見たことも聞いたことのない物ばかり書いてある。


 店主さんが水を出してくれる。


「おじさん! モダン焼き一つ」


 メリッシュさんが先に注文した。それに続いて私達も同じ物を注文した。


「メリッシュさん、モダン焼きって何なんですか?」


「モダン焼きって言うのはね、お好み焼きの一つで西にある街では大人気の料理なのよ」


「???」


「お好み焼きって言うのは……見たら分かるわ」


 はぐらかされてしまった。


 それからしばらく待っていると、


「お待ちどう。熱いから気を付けて食べな」


 私達の目の前に丸い物が出てきた。上にはソースがかかっており見たことのない緑の粉がかかっている。


 私はホークかナイフを取ろうとしたが何故かない?


 メリッシュさんを見てみると、みたこと無い物を使い食べていた。


「それは何ですか?」


「これはね、コテって言うのよ。こんな感じに食べやすい大きさに切って食べるのよ」


 メリッシュさんが食べ方を教えてくれる。


 私達もメリッシュさんのマネをして食べてみると、


「おいしい!」


「おいしいです!」


 思っていた以上においしかった。


 中に入っている面と上に乗っている生地、それにソースがよく合っていて凄くおいしい。


 まさかこんなにおいしい物があったとは。


「でもどうしてお客さんが殆ど入っていないのですか?」


 周りを見ながらそんな事言うと、


「確かに西の国じゃ人気があるんだが、こっちのじゃまだまだなんだ」


 私の言葉に答えてくれたのは亭主さんだった。


 だが声に元気を感じなかった。


「このままじゃ店をたたむしかね~んだ。だから来週この町で行われる祭りで屋台を出して何とかしようと思って居るんだ」


「なら私達にも手伝わせてもらえませんか?」


 思わずそんな事を言ってしまった。


 二人の方を見てみると、


「いいわよ。私もこのお店がなくなるの嫌だし」


「私も大丈夫よ」


 二人とも賛成ようでよかった。


「でもいいのかい?」


 亭主はとても申し訳なさそうに聞いてくる。


「いいんです。こんなにおいしい物がなくなるなって嫌なのです」


「ありがとうな!」


 亭主は頭を下げて言ってくる。


「まだ早いですよ。お礼はお祭りでの屋台が成功してからですよ」


「そうだな」


 亭主も気合い十分であった。


 それから簡単に打ち合わせをした後、店を出た。


「ありがとうございます」


 私が勝手に言ったことなのに嫌な顔しないで受けてくれた事に感謝しかないのです。


「いいのよ。あのお店に残って欲しいのは本心だから」


「私も。今日初めて行ったけど凄くおいしかったもんね」


 でも、どうしたらいいかな? ただ屋台を出しただけじゃ意味ないし。


 などと考えていたら、


「アイデアは私達で考えておくから大丈夫よ」


 メリッシュさんに心を読まれてしまった。


「ありがとうございます」


 二人と別れて宿へと戻っていくのだった。


 だがそのときに大切な事を思い出したのだった。

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