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スピリッツウィッチ~ダンジョン攻略がんばります~   作者: 夢見叶


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第四十四話 報告

 ダンジョンを出た私は、マイルームからグレイさん達を出してあげる。


 この後が少し怖いけど。


「ここは一体?」


 周りをきょろきょろ見渡しているグレイさん達三人。


「ダンジョンの外ですよ。出られたのです」


 グレイさん達に向かって言う。


 アルさんとキリさん泣き始めるが、


「ミレイあれは何だったんだ?」


 グレイさんだけは別であった。


 私の方から視線を外さずに聞いてくる。


「空間制御魔法です」


 あれを見られたら何を言っても無駄だと思ったので正直に話すことにした。


 それを聞いた瞬間、他の二人もこちらに来る。


 最悪だ、そう思わずにはいられなかった。


 そして、


「皆無事でよかった!」


 声の方を見てみると、先に脱出した二人がいた。


 泣きながらこちらに向かって走ってくる。


 そして、


「心配したんだから!」


 メリッシュさん、アキさんに抱きつかれた。


 少し苦しいけど嬉しい。


 抱きしめながら無茶苦茶泣いている。


「メリッシュさん苦しいです」


 凄い力でメリッシュさんが抱きしめてくる。


 嬉しいのは分かるけどそろそろ話して欲しい。


「メリッシュさん、アキさんもういいですか?」


「ごめんなさい」


 何とか解放された。


「皆様に話さないといけないことがあります」


 私は綬十階層以降のことと私の魔法について少し話した。


 ただし精霊魔法と能力値の事以外であるが。


 そして全てを聞き終わった後、


「それで俺達は何をしたらいいんだ」


 私は、その後グレイさん達にお願いをすることにした。


「このダンジョン四人で攻略した事にしてください。あと、魔法の事について秘密にしてください」


 頭をさげてお願いしてみた。


「そんな事か」


「するに決まってるでしょ!」


 皆快く了承してくれた。


 それから話しのな内容を決めたりしながら冒険者ギルドへと向かって行く。


 街の中へと入り人を見ると本当に戻ってきたんだな実感した。


 すでに日は落ちていて街に中は明かりが灯っている。


「ギルドマスターはいるか」


 冒険者ギルドに着くなりグレイさんが受け付けでギルドマスターを呼んで貰うように言うと、


「少しお待ちください!」


 すぐに二階へと上がっていく。


 それから少しして、


「待ってたぞ、こっちに来てくれ」


 マスター室に案内される。


 それから、私達がダンジョンに入ってから四日が経っていることを聞かされた。


 その後、ダンジョンでの事を話すことになった。


 十階層まではメリッシュさん達が先に話しておいてくれたのでそれからの事を話すだけになった。


 グレイさん達は、打ち合わせした通りに話してくれたおかげでギルドマスターに不審に思われることもなく私の魔法についてばれる事もなく報告は終った。


「それじゃ、報酬は受付で受け取ってくれ」


「わかった」


 俺達が部屋から出ようとしたとき、


「そうだ、ミレイは報酬とは別にギルドカードも受け取ってくれ」


「??」


 私は頭を捻った。


 ギルドカードは今持ってるのに何でと思っていると、


「何頭捻ってるんだ、Bランクのギルドカードに決まってるだろう」


 頭をさらに捻る。


 何の事なの?


「今回の依頼の達成でミレイのBランク昇格が決まったんじゃよ」


「そうなんですか?」


 初めて聞いたよ。


「わし言わんかったか?」


「はい、聞いてません」


 ギルドマスターはやってしまったと言う顔をしている。


「それは悪かった」


「いえいえ」


 それだけ言って部屋を後にした私達は受付に向かった。


 受付で今回の報酬と私は新たなギルカードを受け取る。


 袋の中を見てみると今回伝えられていた報酬の半分が入っていた。


「なんでこんなに?」


 私は中を見てびっくりした。


 だが皆さんは当然と言う顔をしていた。


「ミレイ、今回あなたが一番頑張ったんだから当然なのよ」


「そうだ、俺達はお前がいなかったら戻って来れなかったかも知れないんだからな」


「分かりました。ではありがたくいただきますね」


 私は報酬をアイテムポーチにしまった。


 それから、ギルド前でグレイさん達と別れて宿へと戻っていくのだった。

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