30秒後のー後輩ー
私はバスケ部2年の花澤 雪。みんなからユキとか呼ばれてます。
今は体育館の部活の入れ換え待ちでそろそろ入れそうです。
「結衣先輩!そろそろ入れますよ~!」
体育館のバレー部を眺めているこの凛々しい横顔の持ち主が我らバスケ部部長でおられる結衣先輩です。
立てばイケメン、座ればイケメン、歩く姿はイケメンという言葉がまさにぴったりです。
「すぐ行くよ~」
結衣先輩はこちらに手を振りバレー部を見ている。
バレー部の梨花先輩、結衣先輩の幼なじみで仲が良い。
梨花先輩を見ている横顔はまた普段とは違って麗しいですがもう少し私を見て欲しいです。
入れ換えの時に梨花先輩とすれ違った。
結衣先輩との仲が羨ましくて睨んでしまったが優しい笑顔で包み込まれてしまった。
「いつも結衣の面倒見てくれてありがとう!結衣は少し抜けてるとこがあるから支えてあげてね。」
な、なんだこの聖母みたいな人は…!!
綺麗だし胸がでかいし頭もいいし胸がでかいし優しいし胸がでかいし。
私も結衣先輩と同じく胸が大きい方ではないのでとても羨ましいです。
「ユキ~今なんか失礼なこと考えてなかったか?」
結衣先輩がいきなり肩を組んできた。
結衣先輩の顔が近い~~~~
「そ、そんなことないですよ」
「本当か~?」
結衣先輩が顔を除き込んで来るが近くて直視をすることが出来ない。
「それにしても、梨花の胸でかいよな…」
結衣先輩は自分の胸に手をあてながら梨花先輩の胸を眺めている。
「ほんとうですね。」
私も自分の胸に手をあてる。
「ほら、ユキそろそろ部活始めるよ!」
結衣先輩が私の手を引っ張って体育館を走っていく。
ああ、この人と長く一緒に入られるように頑張ろう。
そしていつか私に…