黒い天使短編「黒い天使」小話 10
「黒い天使」小話 10
今回も小話集! ついに第十弾!
相変わらず呑気な日常を過ごすレギュラー陣!
皆ギャグしています。
***
<世界>
JOL「理不尽な世だJO」
サクラ「どした?」
JOL「折角お小遣いで宝くじ買ったのに、全部ハズレたJO! インチキだJO!」
サクラ「それが世界だ。自分の都合いいようにしたきゃお前が作れ」
JOL「それじゃあ面白くないJO」
ロザミィ「待って。世界……今の宇宙作ったのJOLJUよ」
サクラ「?」
JOL「オイラ600歳。宇宙はその前からあったJO」
ロザミィ「貴方忘れてない? <宇宙の神>試験で<一度宇宙消滅させて同じ宇宙を創れ>ってある。一番若いLV2神はその馬鹿だから今の宇宙創ったのそいつ」
サクラ「そんな試験あんの?」
JOL「そういえばそんなのあったよーな。一度全宇宙消去して全く同じように作り直すのを二度連続成功したらいいって試験で……オイラ一度目は失敗して、それから二連続で成功したから……そういう意味だと今の宇宙を作ったのはオイラなのか?」
サクラ「アンタが失敗したままだったら……今の世界、なかったのか」
JOL「そういう話もあるかもしれない」
LV2の神様に不可能はない。
<髪>
サクラ「ユージ~アラサーなんだし政府職員なんだし、ロン毛やめたら? 拓ちんくらい歳相応の髪型とか」
拓「こっそり俺をディスってる?」
ユージ「傷を隠してるんだ、髪で」
サクラ「そういう設定で押し通しているだけじゃん」
えだぴー「首の傷はともかく額の傷は目立つから隠したほうがいいよ、あたしは気にしないけど普通の人がみたらビックリするもん」
拓「待てよ? そもそもその怪我する前からロン毛だっただろお前。背中まであったぞ? サクラと同じくらいあったんじゃないか?」
サクラ「それは男の髪型としては尖りすぎてる」
えだぴー「後ろの髪は切ったし、あたしは今の髪型好きだよ? 初対面から前髪同じだけどね」
ユージ「世界が平和になるまで切らんって願掛けなんだよ」
サクラ「一生切れないジャン」
※ 髪はながーい友と書く!w
<名前>
サクラ「おいカバモン」
JOL「あのね。オイラには<JOLJU>っていう親がつけた名前があるんだけど」
サクラ「親いたの?」
JOL「はて?」
サクラ「お前どうやって生まれたの?」
JOL「生物学上の親はどこかにいたはずなんだけどね? オイラの原種の<チルザドレシュ種小ドラゴン>って雄と雌で子供を作った後育てず、子供ができたらどこかいっちゃう種族でね。オイラの場合核はパラにあった神のコアが使われたから神様に進化したんだけど……親の記憶とかないJO? 気づいたら人間の村で拾われて、オイラ子供のころ自分は人間だと思って育ったし」
昔を思い出す……
生後間もない頃
JOL「JO! ルンJU~」
村の娘「じょ……るん……じゅ……ジョルジュ?」
JOL「JO」
サクラ「自分で名乗ったんカイ」
JOL「というか子供のころはほとんど<JO>しか喋れなかったからなぁ」
サクラ「でもコレって自分で名乗ったことになるよね」
確定w
<最強>
JOLJUが思う人類最強は?
サクラ「やっぱユージか?」
JOL「アーガスかフィルさんじゃない?(蒼伝)」
サクラ「そんなに凄かった?」
JOL「白兵だと多分ユージの二倍は強いし、知力ならフィルさん化物。IQ400くらい? フィルさんがミスしたの見たことない。アーガスだってIQ320くらいだからサクラより頭いいし」
サクラ「人間?」
JOL「うん。ま……ユージは<今の現代地球では最強>かもだけど……アーガスとフィルさんは<惑星パラ史上最強の英雄>だもん。全歴史上で比べて並ぶ者なしの化け物だったから、そりゃあユージでも敵わんJO。戦場で「遭遇したら逃げろ」って命令が出てたくらいだし。ちなみにパイロットの腕も二人はオイラより上だもん」
サクラ「本当に人か?」
神超えの英雄!
<竜神>
異世界 掟で人身御供として竜神様に捧げられる。
で……現代NY。
娘「ここが竜神様の世界?」
JOL「JO?」
カバモンがいた!w
娘「私は竜神様の生贄です」
JOL「そっか。丁度暇だしゲーム相手して。その後エダのごはんがあるJO」
えだぴー「あれ? JOLJUのお友達? 今からお昼ごはん用意するけど食べる?」
娘「???」
なんか遊んでご馳走食べてお土産持って帰らされた。
竜神様はどこに?
※ 分類でいえば一応JOLJUは竜神w
<丑の日>
この日は決戦の日! 前日から奴の戦いが始まる!
まず田舎に行きミミズを採取!
釣り竿10本用意!
夜決戦!
JOL「ウナギ釣りだJO!」
後は食いつくまで待機!
JOL「全員分10匹目標! みんな、待っているんだJO! オイラも不眠で頑張るJO!」
そして……丑の日当日……徹夜と疲労のため爆睡w
尚、皆は普通にうなぎ屋に行ったw
こうしてJOLJUの<丑の日>は終わったw
<重いヒロイン>
拓「俺、ユージのために死ぬのヤだけど、エダちゃんのためなら死ねるな」
サクラ「エダのためなら政府転覆できるよ」
セシル「エダさんのためなら法なんか無視です」
ロザミィ「エダのために地球滅ぼそうか?」
JO「宇宙書き換える!」
ユージ「お前ら……」
しかし一番何でもやるのはユージですw
<プライド>
東京ブラブラしていると
JOL「暑いJO~! ゆーじ~おいしいかき氷食べたいJO」
ユージ「しょうがないな」
甘味店に入った。
JOL「オイラこれ!」
ユージ「1800円……お前」
JOL「ユージおねがいーたまには奢ってだJO」
ユージ「いつもじゃないか。まぁいい」
サクラ「JOLJUよ……プライドはないのか? 一応神だろ」
JOL「ないJO」
サクラ「あたしは小遣いがあるから自分のは自分で払う。カバモンとは違うのだ」
店員「おまちー」
サクラ普通のかき氷
JOLJU特大宇治抹茶アイス・フルーツ付き
サクラ「ゆーじ様ぁ」
ユージ「しらん」
<神の名は>
JOL「どうしてオイラ<カバモン>って呼ばれるンだJO?」
サクラ「カバ+ポケモン+バカモン=カバモン」
JOL「悪口だJO」
サクラ「お前にはぴったりジャン。お前、ピカチューと身長同じだし」
JOL「一応神様なんだけどポケモン扱いはどうなんだろう? JOLJUって名前あるんだけど?」
サクラ「ニートよりいいだろ?」
ロザミィ「改名したって銀河連合にも通達しようか? カバモンって」
JOL「全宇宙でカバモンはヤだ!!」
※ 一応全宇宙の神様です。
<夏>
サクラ「夏が暑いのなんて当たり前ジャン。テキサスやアリゾナやドバイや中東のほうが暑いっちゅーに」
JOL「オイラ宇宙空間もへっちゃら~金星もへっちゃら~」
飛鳥「お前ら。そういうならクーラーの下で扇風機当たりながら特大かき氷食うな」
サクラ&JOL「暑いじゃん!!」
飛鳥「お前ら……数秒前の発言思い出せや」
口では強がりw
<円安>
サクラ、笑顔!
飛鳥「最近ずっと日本におるな」
サクラ「円安だしね。NY物価高いし。エダも最近は日本で買い物してるし」
JOL「日本はいいトコだJO~」
飛鳥「お前関係あるん?」
サクラ「あたしの小遣いは3ドルか300円! ドルで貰えば400円以上! お得」
飛鳥「せこい。金が欲しけりゃ働けや、お前ら」
サクラ「それはヤだ」
JOL「働いたら負けだJO」
最低の居候!w
<天才>
JOLJUの知人
過去の天才英雄評価
JOL「フィルさん(IQ400)は素直に政治も戦略も経済能力もすごいJO。アーガス(IQ320)はやる気だしてる時や機略や戦術はすごかった。アリア(IQ340)はすごかったらしいけどほとんど知らんJO」
サクラ「他は?」
JOL「ロザミィ(IQ220)は賢いし頭は切れるけど融通が利かない」
ロザミィ「育てたのは貴方だけど」
サクラ「あたし(IQ246)は?」
JOL「性格に問題がある」
サクラ「お前(IQ推定300京)は」
JOL「全体的に問題ある」
分析は間違っていない。
<ん?>
FBI NY支局
サクラ「ユージ、拓ちん~、エダ特製のお昼のお弁当もってきた」
ユージ「おう」
サクラ「あのさ! 今日セキュリティ-通れとかボディチェックとか警察呼ぶとか煩かったんだけど?」
拓「新人かな?」
ユージ「お前には通関パスを渡しているだろ? 最低限のセキュリティーチェックはあるが。一応連邦司法施設だぞ」
サクラ「めんどい。あたしがテロリストに見えるか?」
ユージ「半分テロリストみたいなもんだ」
サクラ「あんまり煩いンで強引に突破したけどね! <サクラちゃん幻魔拳>で!」
ユージ「待て。10歳のガキが不自然だろ」
拓「待った。今日JOLJUいないよな? 10歳の子供の一人歩きは違法だよ。そりゃあ警察呼ばれるって」
ユージ「ヤバい。セキュリティー部門に弁解しにいかんと大騒動になる!」
飛び出していくユージと拓ちん。お昼ご飯どころではなかった!w
サクラ「今のうちに逃げとこう」
サクラ、逃走!w
「黒い天使」小話 10でした。
ネタがなく、とりあえず小話集。
「AL」でロザミアが登場したということで、ロザミィ登場シーンが増えてきました。
「AL」を見ていない人間に説明すると、ロザミアは「AL]」のラスボスの一人で侵略者の女王で育ての親はJOLJUです。
ラスボスのくせに「黒い天使」では普通に仲間になっていますが。
併せてJOLJUネタも増えてきました。基本「黒い天使」はサクラが単独筆頭主人公ですがJOLJUも主人公なのでJOLJUの話もいいわけです。
今回もダラダラレギュラーたちが和気藹々しています。
ぼちぼち次回くらいからは短編にしたいところですがどうなるか。
これからも「黒い天使短編・日常編」をよろしくお願いします。




