黒い天使短編「黒い天使」小話 9
「黒い天使」小話 9
今回も小話集!
相変わらず呑気な日常を過ごすレギュラー陣!
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<焼魚>
飛鳥の家の晩御飯
焼きサンマ!
サクラ「JOLJU~醤油とって」
じょばじょばっ
JOL「そんなにかけたらしょっぱいJO! 焼魚は塩! 醤油は風味くらいが一番!」
飛鳥「ウチポン酢派やど」
JOL「ポン酢は許すJO」
風禅「マヨ塗るぞい?」
三人「えー」
風禅「マヨに七味かけるとウマいんじゃ!」
サクラ「それスルメの食べ方じゃん」
JOL「邪道だJO!」
JOLJUわりと食通w
<やりすぎ>
サクラ「先日珍しくエダがユージに怒られてた」
飛鳥「マジか。エダさん、怒られるようなことするん?」
サクラ「エダの学友の両親が破産して大学いけんというからエダがユージから10万ドル借りた」
飛鳥「あげた?」
サクラ「エダがそれ元金に株やったら10倍になった。で、友達に無金利で10万ドル貸して……実質あげたみたいなもんだけど……残り90万ドルは寄付」
超強運
飛鳥「すげー! それ運ちゃうやろ」
サクラ「違う。エダのは覚醒能力だから、本気でその手のことすればほぼ外さない」
飛鳥「しかし怒られることか? ええ事しとるし誰も損してないし違法やないやろ?」
サクラ「エダが儲けた利益の税金はユージ。連邦捜査官で資産報告があって監査部に賄賂かって疑われた」
飛鳥「なるほど」
サクラ「ついでにあたしもJOLJUもエダも、能力使用のお金儲けは禁止されてるからね。あたしだって超能力使ってベガスいけば一晩で大金持ちだ」
飛鳥「気にするな! ベガス行こう! お前が勘当されても金があれば我が家で飼ってやる!」
サクラ「そもそも子供は賭け事できんから」
そんなことより今の生活のほうが大事!
<8/31>
8月最後の日!!
サクラ「来たな! この日が!」
JOL「今年もやるJO!」
<サクラ・JOLJU! 夏休みの宿題お手伝い請負ます! 時給千円!>
サクラ「何でもOK! 大学の論文も可!」
JOL「工作や絵日記任せろだJO!」
飛鳥「阿漕な奴ら」
この二人にとって勉強は苦ではない!w
むろん飛鳥は利用するw
<居候>
今夜も人で賑わうクロベ家
ユージ「居候が多すぎる!お前ら金払え」
JOL「責任持って飼うっていったJO」
サクラ「お前、ペット扱いでいいのか?」
セシル「払います!(即答」
サクラ「返事早っ」
拓「相棒が栄養失調で死んでもいいのか? 俺ん家冷蔵庫、空なんだけど」
サクラ「いや、帰れよ。自宅同じNYにあるんだし」
ロザミィ「私の親はJOLJUでJOLJUが許されるなら私もいい」
サクラ「あたし関係ないよね? 娘だもんね? あたし捨てたら児童保護局に訴えるからな!! 捨てたら泣くゾ! 路上で本気泣きするゾ!」
JOL「一番うろたえてるJO」
エダ「みんな家族みたいなもんだし、あたしはみんながいて嬉しいけど?」
ユージ「俺の家なんだが?」
全員「そもそもエダ目当てだもん! ユージが出ていけ!!」
ユージ「よし。エダとセシル以外全員出ていけ」
今夜も平和です。
<オールドファッション>
サクラ「ユージ、ダブルのスーツだよね。今時珍しい。金持ちアピールか?」
ユージ「DEがデカくてシングルだと見える。バックアップ入れて二丁あるんだ。ダブルだと大きいから銃が隠れる」
えだぴー「オーダーメイドですんごく高いんだけどね。えん、ユージ自身のお金だし必要だからあたしはいいけど」
サクラ「でもそれだったら特注のシングルでいいジャン。ダブルのスーツが流行ったの80年代じゃん? オッサンめ」
ユージ「ダフダブ服が流行ったのは90年代だぞ」
サクラ「いいじゃん! 洋服代かかんなくて!」
時代遅れの親子w
<料理>
本日も夕食を食べにくるロザミィ
ロザミィ「エダの料理は美味しい」
JOL「格別だJO」
サクラ「疑問なんだけどさー。文明進んだパラの料理は? 地球と大体同じじゃないの?」
JOL「昔は似てたJO。お寿司とうな重はなかったけど」
サクラ「日本食は文明的に見て謎食文化だったか」
JOL「料理って文明が進むと合理化が進み過ぎて味気ないんだJO。で不味い」
ロザミィ「全部合成栄養物質で自動作成だから味気ないのよ。ああ、初めてエダのおにぎり食べたとき、すごく感動したわ。で、友達になったの。JOLJUも料理するけど、こいつ大雑把で、美味しいとは言えなかったし感動はないわね」
JOL「オイラもウナギと寿司とサンマのかば焼きが美味しくて地球人の味方になったんだJO」
料理と日本食(主にエダ)が地球を救った!!w
こうして餌付けされた異星人女王と元神w
<ドーナツ>
テーブルにドーナツ。
クロベ家のおやつは勝手に食べていいシステム!
サクラ「もーらいっと……ん」
JOL「オイラも……JO」
うまい!
で、拓ちんとロザミィもやってくる。
もちろん食べる!
拓「旨い。どこのだ?」
サクラ「いつものドーナツと違うよねー。いつものドーナツも1個3ドルで悪くないけど」
ロザミィ「エダの手作りかしら?」
JOL「エダもたまに作るけど……味は似ているけど、コレはなんか違うっぽいJO」
ロザミィ「料理って不思議ね」
貪り食べる四人!
ユージ帰宅。
ユージ「お前ら! 勝手に! 俺のは?」
サクラ「ない」
JOL「ごちそうさまだJO」
拓「なんだよ、いい店見つけた? 今度は俺が買ってきてやるから」
サクラ「そーだそーだ。いい大人がドーナツくらいで怒るな。また買ってきてー」
ユージ「姉貴の手作りだぞ! わざわざ俺とエダに食べさせるために姉貴が作ったやつだ」
全員逃走!
……すぐ捕まった……w
ユージ「姉貴が俺に贈った物だぞ! 俺はまだ一つも食べてないのに!」
しかし一同、ガン無視!
サクラ「なんでこんなに美味しい?」
JOL「カリもちっだJO」
拓「秋子さんの手作りか。だから甘さが絶妙なんだな。米国のドーナツと違って味が優しいし油っぽくないし」
ロザミィ「いい」
ユージ「誰が開けた!?」
エダ「皆秋子さんのドーナツ食べてる? 美味しいよね! 秋子さんあたしの料理の先生だからね♪ 日本食とかあたしより断然美味しいもん」
サクラ「この世界には上には上がいるのか」
犯人はエダ! ユージ、怒れない……。
ユージ以外全員食べていたw
※秋子はユージの姉ですw
「黒い天使」小話 9でした。
今回9回目!
相変わらず基本コメディーです。
最近「AL」のほうでロザミィが登場したこともあり、ロザミィ解禁ということでちょくちょく出てくるようになりました。一応「AL」公開前は出さないようにしていましたが、もうレギュラー登場しています。
ちょくちょく「AL」関係のネタも入っています。
次回も小話でとりあえずつなぎます。
これからも「黒い天使短編・日常編」をよろしくお願いします。




