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「黒い天使」短編集  作者: JOLちゃん
「黒い天使・日常短編シリーズ」
161/206

黒い天使短編「黒い天使・小話」8

黒い天使短編「黒い天使・小話」8



いつもの面々ドタバタコメディー第八弾!

今回もショートショート集です。

サクラ、完全にギャグ化!

***



<乱射魔>



敵に囲まれた!


サクラ「どりゃあ!」


6連射!



サクラ「リロード!」

飛鳥「ヲイ、何でリボルバーやのに6連射すんねん!」

サクラ「6発あるから?」

飛鳥「それしかないんやから丁寧に撃て!」

JOL「オイラ、グロック持ってたJO」

サクラ「寄こせ」



9連射!



サクラ「残り半分」

飛鳥「節約しろアホ!! ウチが撃つわい!」


サクラ「グロックの安全装置外せんの?」

飛鳥「どこや? 安全装置?」


サクラ「グロックに手動安全装置はない! そんな奴に撃たせられるか!」




※ 尚一発も当たっていない




<我侭>



自宅にて。



サクラ「ユージ~、何でFBIなのにDE44マグナムなワケ? 重くない? 1.8kg普通のオート800gだゾ?」


ユージ「慣れた。軽いと撃っている気がしない。44マグナムなら車や壁の後ろも防弾ベストも関係ない。確実に殺せる」


サクラ「殺すな殺すな。逮捕しろ逮捕」


JOL「昔からだしねー、ソレ愛用してるの」


サクラ「てかさ。ユージ基本相手の顔撃つじゃん」

ユージ「悪党だけな」

サクラ「顔撃つなら関係ないじゃん」

ユージ「確実に死ぬだろ。9ミリだと生存率20%で現場で即死していなかったら救命処置しなきゃいけないし、下手に生き残って後遺症残って訴えられたら面倒だ。殺してしまうほうが裁判もしなくていい」



サクラ(どっちが殺し屋だ??)




※ 悪党の人権は認めない<死神捜査官>



<スイカ>



夏の飛鳥の家。


飛鳥「スイカやど!」

JOL「おー!」

サクラ「そか」


飛鳥「なんやお前、テンション低いな。スイカやど? お前スイカ嫌いか?」

サクラ「嫌いじゃないけど好きでもない。種めんどいし米国安いし」

JOL「種ごと食べれば?」

サクラ「一緒にすんな。お前は皮まで食べるだろ」

飛鳥「日本のは旨いど! まぁ食ってみろ」


食べてみた。目が輝くサクラ!


サクラ「旨い! 甘い! 濃い!!」



サクラ、ハマる!



※ 日本の果物は旨い。





<学校>



飛鳥「サクラ、学校いかんのか?」

サクラ「アンタに勉強教えているのはあたしだ。高校だろうが学ぶ事ない。一度教科書読んだだけで覚える」

飛鳥「義務教育やろ」

サクラ「ホームスクール! 米国にはそういう制度がある。遠隔地で学校いけない子とかいる米国ではオンライン小学校が充実しているのよ」

飛鳥「お前それ真面目にいっとるんか?」

サクラ「なわけないじゃん。カバモンが嘘プログラムで誤魔化してる」


飛鳥「勉強しろや」

サクラ「だから何をだ?」


飛鳥「社会性とか協調性」

サクラ「あたしにはいらん!」

飛鳥「社会に出たら困るやろ」

サクラ「社会に出るつもりないもん。一生ユージに寄生する気だから。死んだら遺産あるし、その時はそのお金元手に株でもやって悠々自適に暮らすもん」




※ 確かにない。だがサクラは別に困っていない。



<風邪1>




ユージが風邪を引いた。


サクラ「ユージでも風邪ひくの?」

ユージ「病院でもらったんだろう。流行っているからな。もう検査で分かっている。インフルエンザだな。解熱剤とタミフル飲んで栄養注射したから問題ない」


平然といつも通り行動する無茶な男!


エダ「寝てて! もう! 39度あるのに! どうして動くの!?」

ユージ「インフルエンザ程度で騒ぐ必要ない。昔もっと重傷で高熱あったときでも活動していた」

エダ「駄目! 寝てて! あたしがしっかり目を離さないから! ベッドから出たら許さないよ!」



JOL「大変だJO! エダをユージから守れだJO!」

拓ちん「そうだエダちゃんに移ったら困る! その馬鹿はどうでもいいけどエダちゃんは困る!」

サクラ「そうだ! エダを守れ! あたしたちの生活がかかってる!!」

ロザミィ「私が縛り上げるわ!」




全員「ユージを寝室に隔離! エダは入れるな!!」




ユージ「お前ら俺は疫病神扱いか」




※ 続く!(笑





<風邪2>




で……エダが風邪になった。




JOL「 きゅーきゅーしゃ! 入院用意だJO!!」

エダ「ただの風邪だよ」


サクラ「ブラックジャックに連絡! お金なんか気にするな! 名医!!」

エダ「風邪だけどね。ユージいるし」


拓「俺の有給ユージにやるから、ユージは看病していろよ。エダちゃんは絶対安静!」

エダ「嬉しいけど……風邪だよ?」



ユージ「ところで晩飯はどうする? デリバリーでいいか?」



プロの医者はいつも通り。



全員「心配しろ!」


ユージ「風邪だろ? 薬も注射もあるし寝ていたらたら治る」


この日から数日、皆ユージには冷たかった……。



※ 天才救命医がただの風邪で焦ってどうする?



<ボート>




ユージ「小型クルーザーでも買おうか」



JOL「わーい! 釣り放題だJO」

エダ「皆でのんびりクルーザーもいいね♪」

サクラ「サクラちゃん個室! 秘密基地にするゾ!」

拓「俺も釣りしたい。小さくていい、バー欲しいな」

ロザミィ「私はゆっくり読書。そうね、バスルームは広く。私も個室ね」

セシル「演奏しますよ♪ 部屋は贅沢言いません」

エダ「皆集まると楽しそうだね」

サクラ「それで世界一周しよう世界一周!」



ユージ「おい。どんな船買わせる気だ? もう小型じゃないじゃないぞ! 何百万ドルすると思っているんだ? 買うの俺だぞ」



全員(期待の眼差し)



ユージ「この話、なかったことにする」




<納得>




サクラ「ウチの連中!」



飛鳥「ん?」

サクラ「ユージも拓ちんもセシルも『顔だけはいいサクラ』って馬鹿にしやがる!」

飛鳥「同感や。お前、美人なのは認めるけど残念美人やしな」

サクラ「頭も性格もいいわ!」

飛鳥「頭も悪知恵ばっかやし、性格性悪やんけ」

サクラ「可愛げがあるといえ!」


飛鳥「じゃあお前JOLJU尊敬するか? 頭ええし愛嬌あるし平和モンやど?」



サクラ「待て。あたしはJOLJU枠か? あいつと同類か?」




※ 納得できん! が、サクラ以外は同意見w



黒い天使短編「黒い天使・小話」8でした。



ということで今回第八弾目。

一先ず「小話編」はいったんお休み。

次回からはユージがメイン、サクラとセシルがゲストの犯罪系短編を公開します。

なんとちょこっとだけ「AL」ネタ+「AL」ネタバレが出てきます! まぁバレて困る話ではないですが。JOLJUは冒頭とオチだけ出てきます。

これからも「黒い天使・日常編」をよろしくお願いします。

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