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#1
1st 出会い
丙 涼
その自分の名前を合格者の欄に見つけ、
当然と思いつつ私は友人とハイタッチをした。
クラスも同じ。
友人 佐伯 靜
中学からの親友で容姿は上だが、学業は並ぶ。
お互い気の合ういい仲だ。
新しい制服の匂いをかぎながら教室に入ると、時間が早いせいもあり、
男子が一人窓側の席でぼんやりと外を眺めていた。
靜は席が離れていた。
自分の席である、先ほどの男子の隣に座ると
「おはよう、橘だから。よろしく」
突然の挨拶
「おはよう、丙だ。よろしく」
内心慌てながらも返す。
挨拶は大事だから。
私は荷物を置くと靜と小説の話で盛り上がった。
それから15分かからずにクラスの皆が教室にそろった。
このクラスの人数は30人+担任一人らしい。