第10話 「エルフの血を継ぐ者」
十話です!だいたい会話ですw
声が消え、目を開けるといつの間にか朝を迎えていた。
まだ時間は早く、反対側にあるベッドでシンはまだ寝ている。
もう一度寝ようと思いもしたが先程の話しが気になり寝付けなかった。
仕方なく目を覚ますために外へ出た。
つい2日前起きたことが嘘のように太陽が眩しく照らしている。
(あんなことがあっても太陽は上るのですね)
サクヤは悲しげな瞳で空を見上げていた。
少しして家に戻るとすでにシンは起きていた。
「よぉ、おはよ。サクヤ」
「おはようございます。シンくん」
「外で何してたんだ?」
「なにも。ただ空を見ていました」
「そっか。ところでさ、お前はこれからどうするんだ?」
「これから、ですか」
「ああ。ずっと俺の魔法の練習に付き合ってもらうわけにもいかないだろ」
「…一つ、気になる場所があるんです」
「気になる場所?」
「はい。でも場所も行き方もわからないんです」
「どういうことだ?」
少し説明するのに迷ったが、先程見た夢をシンに話してみた。
「エルフの泉…」
「はい。わかりますか?」
「そのセレナっていうやつは俺ならわかるって言ったんだな?」
「はい。エルフの血を継ぐ者と言われただけなので確証はありませんが」
「………」
シンは突然俯き考え始めた。
「シンさん?」
「昔聞いたことがあるような気がする」
「泉ってことはもしかしたら精霊が関係してるとかありますかね?」
「精霊………あっ!」
「なにか思い出しました?」
「昔母さんに歌を歌ってもらったことがあるんだ。そこに水の精霊っていう言葉があった気がするんだ」
「水の精霊…。ウンディーネ、ですかね?」
「ウンディーネ?」
「水の精霊の呼び名です。…でも呼び出すには詠唱が必要です」
「なぁ、城に魔法に関しての本ってないか?」
「ありますけどおそらく無傷ではないでしょう」
「まぁ、ここにいても意味ねぇし行ってみようぜ」
「…わかりました。行ってみましょう。案内します」
こうして私達は崩壊した城へ向かった。
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