人物紹介・用語説明
これまでのおさらい的なモノですんで、忘れた頃に目を通して戴ければ。
<登場人物紹介>
(主人公)
・ジョシュ(相澤広人/アイザルト)
自転車通学中に事故で死亡、魔神アイザルトとして転生したが、神竜同士の闘いを止めようとして命を落とした。
自身の死が、その後の世界破滅の引き金となる事を風神から教えられ、復活して破滅を回避することを目標とする。
命を落とした時と場所に戻って瞬時に復活するため、魔神の魂の受け皿となりうる肉体を手に入れるべく、(魔神転生した時点より)過去に再転生し、ハーフエルフの赤子となった。
(エルフの里の人々)
・ロジーナ
年齢不詳なハイエルフの美少女。
(この時点から見て未来の)アイギスの街で冒険者ギルド長を務めていたグリューネワルトと同一人物。
エルフの里の執行部「グリューネワルト」のメンバーであり、ルメール共和国から難民としてエルフの里へ向かう集団において、指導者グループの一員だった。
ロゴス隧道での事件において、ジョシュの念話による警告によって大勢のエルフが命拾いしたことに恩義を感じ、ジョシュの養母となる。
外交官兼情報部員として、普人族国家に派遣された。
・アルベルト
ロゴス隧道越えのPTでジョシュと一緒になった、エルフの元冒険者。
ジョシュの念話による警告によって命拾いしたことに恩義を感じ、家族ぐるみで親交を結ぶ。
ジョシュに無属性魔法を教えてくれた。
・シフ
ロゴス隧道越えのPTで一緒になった、ヒュームの元冒険者。アルベルトの妻。
ジョシュに短刀術や格闘術の基本を教えてくれた。
・アイシャ
ジョシュの幼馴染であるハーフエルフの幼女。
アルベルトとシフの娘。
瀕死の状態で命を救うため、ジョシュによって地神竜の「誓いの角」と融合され、肌と髪が真っ白な成人女性の姿と化す。
全身が伝説級武器の生体兵器であり、高出力のレーザーのような攻撃で大地に大穴を穿ち山を削るほどの威力を見せた。
・ベレッタ(ブレタ)
炭鉱族の女戦士。槍と斧の使い手。
幼馴染だった恋人の復讐のため、吸血聖女を倒すべく武術の鍛錬に励む。
(この時点から見て未来の)アイギス近郊で出会った冒険者・マウザーPTの一員だったブレタと同一人物。
・ブルー(青野三郎)
エルフの里の教育機関・魔法学園の長を務める、体格の良いハイエルフの老人。
正体は転生者で、元「槍の勇者」、「地神竜の盟友」などの称号を持つ。
吸血聖女や魔王カネダとも親交があった模様。
ジョシュに地神竜の盟友の座を譲り、武術を教え、自らの編み出した「精霊合体」「光の壁」などの奥義を授けた恩師。
初対面の印象と外見から、「鬼ジジイ」という仇名を付けられている。
(その他)
・ガッシュ
普人族の元冒険者。ジョシュの父親。実は、ルメール共和国の有力者の家系、フィーロ家の3男だった。
帝国による侵攻の際、妻子を戦乱から逃がすため、敗色濃厚なルメール正騎士団に入団する。
その後の消息は不明。
・マリエル
長耳族の元冒険者。ジョシュの母親。ロゴス隧道にて、吸血聖女の襲撃により命を落とす。
・ブルギリス
普人族の元冒険者。ガッシュ・マリエルの友人。ルメール共和国の義勇軍に参加した。
・地神竜/レギダス
人魔大戦の際、共に戦ったエルフたちと盟約を結び、天然の要害であるロゴス山脈を棲家とした。
ロゴス隧道を作り上げた主であり、エルフの精霊合唱により、隧道を通行可能とするために地底から召喚される。
ブルーとは盟友であり、ジョシュを2代目の『地神竜の盟友』と認め後見人的立場になった。
・ブランカ
ジョシュが山中で拾ったダイアーウルフの白い仔狼。
気功による魔力マッサージを施した結果、通常の倍以上の大きさを誇る体長5mの大狼へと成長した。
さらに、《種》の宿主となった結果、10mくらいの巨大な狛犬・魔王候補のダイアーヴォーグというモンスターに変貌してしまった。
進化した結果、念話で話せるようになったが、何故か三下口調の駄犬となる。
・勇者ヨシーロ
闇神竜/アルタミラの前カレにして、カゲミツの実父。
アルタミラいわく、『ヒュームの勇者』で『聖属性の耐魔障壁スキル』を持ち、『イケメン』だったらしい。
物語の鍵を握る人物。
・吸血聖女マリナ(カミジキ マリナ)
転移者の聖女であったが、人魔大戦において魔王カネダと刺し違えて命を落とし、真祖吸血鬼として蘇生した。
人魔大戦の決戦の地であったローグ大陸の『死の大空洞』に施された封印を破るため、全ての神竜を倒すべく暗躍する。
・魔王カネダ(金田小太郎)
転移者の勇者であったが、当時ローグ大陸の覇権国家であったタジマ国と対立し、魔王となることを宣言。タジマ国を滅ぼし、全世界に宣戦布告した。
勇者武器として、精神感応金属製の巨大な人型兵器を操っていた。
・《種》
モンスターを魔王候補《魔王の卵》へと進化させる、謎のエネルギー体。
その正体は、風神ティタンダエルの『御霊分け』によって産み出された、単一機能遂行型の分体。
ティタンダエル本人と、時空を超えて意識が繋がっている。
<用語説明>
(地理)
・エレモス大陸
主人公が転生した大地。
元の地球のオーストラリアからインドネシアにかけて、隆起した海底によって一つながりになった大陸。
隕石衝突により地軸の傾きが変わったため、北半球の温帯から亜寒帯に位置する。
・ローグ大陸
元の地球の南極に位置する大陸。
赤道直下から南半球にかけて、熱帯から亜熱帯に属する。
かつては緑に覆われた豊かな大陸だったが、人魔大戦の主戦場として全土が焦土と化し、砂漠だけが残った。
・ロゴス山脈
エレモス大陸の北西部、8千m級の高峰が連なる山脈。
エルフの里を普人族社会から護る天然の要害。
冒険者や軍隊が踏破を試みるも成功例は無く、ヨルムンガンドの守るロゴス隧道を抜ける以外に通行手段は無い。
・死の大空洞
高濃度の魔素溜りで、通常の生物は生存できない環境の地下大空洞。
正体は、精神生命体が持ち込んだ、内部直径20kmのオリハルコン製の円盤。
精神生命体を魔素へと変換することで『魔法』をこの星に生み出し、物理的に環境に干渉してテラフォーミングするために設置された施設だった。
(国家・共同体)
・ルメール共和国
転生者か転移者が持ち込んだと思しき、民主的な政治体制を持つ国家。
実体は、世襲制議員・官僚・軍人が貴族のような特権を享受していた。
エルフとは友好的な交流をしてきたが、帝国の侵攻受けた際、エルフの里が同盟を拒否して不干渉を貫いたことから、対エルフ感情が悪化した。
現在は帝国領となっている。
・神聖ノトス帝国
エレモス大陸統一を国是とする、強大な軍事国家。
現皇帝が即位して以来、公平な統治を実現し、実力主義の人材登用、騎士団を解体し国軍を強化するなど、さまざまな改革を断行。
急速に版図を拡大しつつある。
・エルフの里
南をロゴス山脈に護られ、周囲を難所の海流と大型水棲モンスターの生息地によって守られた秘境・アレクラスト半島に存在する。
エルフ発祥の地にして、唯一のエルフ共同体社会。
帝国のルメール侵攻の際は、ヒューム国家間の争いには干渉せず、鎖国状態となった。
現在は鎖国を解き、各国に外交官兼情報将校となるハイエルフの執行部員を派遣している。
(魔法/スキル/アイテム)
・属性魔法
光、闇、地、水、火、風の6つの属性イメージを用いて発動する、一般的な魔法。
・無属性魔法
属性イメージに依らず、術者個人の魔力操作によって思念を具現化する魔法。
修得及び操作が難しく、現在普及しているのは初歩的な無属性魔法のみ。
・精霊/精霊魔法
魔法によって消費されることも、魔結晶として凝り固まることもなく、大気中を漂っていた魔素が、何らかの思念――動物・植物の残留思念から死霊に至るまで――を吸収して凝り固まり、無意識的自我を持つようになったモノ。
自然発生的な精霊は無属性の「野良精霊」であるが、エルフとの意思疎通経路を受け入れ特定の属性に固着することで「契約精霊」となる。
エルフの長い耳は魔力を感じ取るセンサーであり、他種人族では捉えられない精霊を感じ取ることが出来るため、精霊を認識し、契約を結ぶことで使役する「精霊魔法」を行使することが可能。
元が魔素であった精霊は魔力変換効率が高く、発動時以外術者の負担なく魔法を自動的に行使してくれるため、精霊魔法は魔力の燃費が良く、大規模・高火力な魔法に向いている。
反面、簡単な命令しか理解できないので、即応性、柔軟性に欠ける。
・精霊合体
元勇者青野が編み出した奥義。
野良精霊を集めてエネルギー体を創り出し自らの霊体と合体させ、「分身体」となることで、脳の処理能力を超えた超加速状態を実現する。
肉体的な操作には不向きだが、無詠唱魔法の即時多重展開など、運用次第ではチートな効果を発揮する。
この時代の人間は産まれた時から魔素に曝され魂の構成力が弱く、合体によって自我が崩壊する危険があるため、過去世界の魂を持つ転生者でなければ使えない。
また、エルフでなければ精霊を操れないので、実質、「エルフに転生した過去世界人」にしか行使できない奥義。
・勇者流剣術(他に槍術、射撃術、拳術など)
オリハルコンやミスリルなど、魔力と相性の良い素材で作られた武器を用い、無属性魔法の攻撃を放つ技。
勇者たちがオリハルコン武器で編み出した技を手本に、ミスリル製の武器で模倣するようになったことから、「勇者流」という名称で呼ばれている。
・精神感応金属
外宇宙から飛来した精神生命体がもたらした金属?で、地球上では創り出すことの出来ない物質。
高変換率で精神を物質化・エネルギー化させる性質を持ち、勇者武器や死の大空洞の原材料となっている。
・魔結晶
魔力と相性の良い鉱石に魔素が浸透・凝縮して出来上がった結晶。
魔力を貯めておく魔力電池的な使い方の他に、契約精霊の憑代にしたり、特定の属性魔法の術式を刻み込んで魔道具として使う、などの方法がある。
また、不純物の少ない良質な鉄に添加することで、ミスリルを製錬することが出来る。
・真銀
非常に強度の高い金属で、魔力との相性も良い素材。オリハルコンには及ばないながらも、武器防具の材料として最高クラスであり、製品は高値で取引される。
特にミスリル製の武器は、武器に属性を付与する魔法剣士や、勇者流剣術遣いにとって必須のアイテムである。
・竜の誓いの角
知性のある竜種が、自ら認めた相手に盟約の証として与える角。
契約者が魔力を流すことで、持ち主の望む通りの形状・性質に加工することが出来る。
神竜の角を武器にすれば、オリハルコン製にも劣らない伝説級武器となる。
(里の政治、社会)
・執行部
「グリューネワルト」というのは、ハイエルフであった初代指導者の名を襲名したモノで、血統に関係なく、優れた人物が選ばれてそう名乗ることになっている。
一旦グリューネワルトに名を連ねた者は、性別・年齢に関係なく、里の運営に参画し、10人の指導者からなる合議制の『長老』の次期選出母体となるべく、各長老の弟子をしながら英才教育を施される。
或いは、里を代表する者として人族社会に派遣されることもあり、その場合は、個人名を秘して『グリューネワルト』とだけ名乗る習わしとなっている。
・魔法学園
エルフの里の教育機関。
歴史やエルフ語、狩猟技術、簡単な格闘技の他、精霊魔法や属性魔法など、エルフを強者たらしめている魔法スキルの教育が行われる。
分別の付かない子供に、危険な攻撃魔法を含む属性魔法を教えることは出来ない、という理由で、里で暮らす限り、各家庭での魔法教育は制限されており、学園での一括教育が義務付けられている。
本来なら満9歳にならなければ入学が許されないのだが、ジョシュは転生者であることと、養母ロジーナのコネで入学を許された。
・エルフ原種主義者
エルフの伝承では、最初に生まれた人間はエルフだとされている。(これは事実とは異なり、魔力を感じ取り操作する方向に特化して普人族から進化した種族)
上記の伝承から、エルフ以外の人族を蔑み、その血が混じったハーフエルフや、エルフの伝統と文化を軽んじる転生者に対して敵意を持っている集団。
里から出たことの無い、家柄の良いエルフ達が支持層になっている。
元勇者としてある程度の地位を認められた転生者ブルーを苦々しく思い、その影響力を削ぐため、弟子として迎えられたハーフエルフの転生者ジョシュを排除しようとしていた。
・隠れ里
光属性のエルフが「ハイエルフ」として敬意を払われるのと対照的に、闇属性のエルフは「光と闇が交わると邪神が生まれる」という俗信から、「ダークエルフ」と呼ばれ忌み嫌われてきた。
褐色の肌を持つダークエルフは一目で見分けがつくので、身の安全のため隔離することをブルーたち穏健派が提案し、結界や使役獣に護られた隠れ里が造られた。
光と闇の両属性を持つジョシュは、同族として警備責任者のリーネからフリーパス入場を認められ、長のダークエルフ女性ソウラに弟子入りし、闇属性の耐魔障壁スキルを教わった。
次章では、勇者ヨシーロらしき人物?の登場や、全く出番が無かったメインヒロインとの再会を描く予定。
今後とも拙作をよろしくお願いします。




