人物紹介・用語説明
<登場人物紹介>
・イゾ/ポゴーダ男爵 (イゾノ カツオ)
同じ世界から転移した商人、という触れ込みで主人公に近づいてきた中年男性。
偽装のスキルで主人公の目を欺いていたが、正体は銃器型の勇者武器を操る元『黒鉄の勇者』で、魔王討伐後もこの世界にとどまり、ポゴータ男爵となった。
いたずら好きの中年。
・ファリーネ
転生者の聖女。
異世界人向けのメッセージをプリントした服飾店を営んでいる、紫の髪と瞳を持つ美幼女。
聖魔法の使い手であることを隠し、イゾの養女として庇護を受けている。
・ベアトリス
熊獣人のメイド。
かつては、拳闘士としてイゾの勇者PTの一員だった。
勇者流拳闘術の使い手。
・シロ
魔王の卵によってモンスター化していた白狼。
体長5mというダイアーウルフの中でも特に大きい個体。
念話で会話できるが、話す内容が残念過ぎて駄犬呼ばわりされている。
・トルメク国王ジョージ一世
人当りのいい金髪の中年男性。
かつて、若くしてトルメク地方商工ギルドの長を務めていた時、隣国のギリーク連合から資金提供を受け、傭兵団を率いて内乱の渦中にあった故郷を纏め上げた。
・第三王女アリス
ジョージの末娘。
まだ幼いが、自分を蘇生してくれた主人公に好意を抱き、主人公との政略結婚に前向き。
・勇者アガタ(縣 結理)
転移勇者。
アリスの庇護者で幼女に求婚する変態。
元女性自衛官で体格が良い。
現代兵器を操るスキルの持ち主で、思い込みが激しく、無駄に熱い性格。
・タジーム国王ガラハド
・カスガン国王シャナン
・イスハン国王ブルーム
ガイエナ諸王国の諸王たち。ノトス帝国とギリーク連合という2大国に挟まれた弱小国家群が侵略されないように同盟を結んだ結果、諸王国が成立した。
一枚岩とは言えないが、安全保障という共通の利害で結ばれている。
・風神ティタンダエル
『神』の役割を受け持つ存在の1人。
正体は、外宇宙から飛来した精神生命体で、長く風神役を担当するうちに個性が生まれた。
物質世界での名は、風神竜ウィンディア。
<用語説明>
・人魔大戦
かつて、ローグ大陸において、国家による支配に反発した勇者が、魔王となることを宣言し、全世界に宣戦布告した事件。
神竜や他の勇者たちを巻き込んだ全面戦争が行われた。
・精神生命体
外宇宙から飛来した、高次元生命体。
知的生命体との精神交流によりエネルギーを得ている。
自らの身を『魔素』に転換し、惑星の環境を整え、過去から人間を転移、或いは転生させて、この時代の人類を復活させた存在。
彼らが人類に見切りを付ければ、地球は再び氷に閉ざされた死の惑星となってしまう。
・世界
実は剣と魔法の異世界ではなく、隕石大量衝突で生命が滅びた後、精神生命体が再建した地球だった。
21世紀現在から1万2千年後にあたる。
・神子
精神生命体が、知的生命体への援助を打ち切るか継続するか判定するため、この世界に誕生させた存在。
今回はカゲミツが担うことになっている。
彼女が人類に絶望した時、『邪神プログラム』の発動により、全ての魔素を精神生命体へ昇華するため、地球上のエネルギーを収奪してしまうので、結果として地球は寒冷地獄と化し、全ての生命は滅ぶとされる。