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92『頭狂日記』
92『頭狂日記』
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頭は狂である。今日は狂である。こんなことが、何の意味を持った文章になるのかは知らないが、しかし、頭狂日記であるだけあって、実に頭は狂っている。それがどうしたというのだ、それがなんだというのだ、それでも俺は、頭狂日記を書き続けるよ。
問題などない、自然の法則で、人が自然死するのが一番適切か、と神が言うなら、俺は缶コーヒーを片手に、それはそうだろう、自然死が一番だ、というだろうから、実際、頭は狂って居るんだなあ、と言うこの場は、頭狂日記である。




