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80『頭狂日記』
80『頭狂日記』
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今日もまた、自販機へと缶コーヒーを買いに歩いて行く。歩きなれた道。こういう歩きなれた道というものが人生ならば、俺は人の道を逸れた人生を送っていると、神には解釈されそうだ。だから、頭狂日記なんて書くんだよ、と通告されそうである。
しかし、俺はこの頭狂日記でも述べている通り、この頭狂の日々に満足しているのである。一日一杯の缶コーヒーで満足出来る俺は、社会からしたら可笑しな奴だと思われそうだが、頭狂日記を書く俺からしたら、社会の方がおかしいってね、そう思う、狂この頃です。




