56/670
56『頭狂日記』
56『頭狂日記』
㈠
続くよ、どこまでもね、頭狂日記は。まさに、日記文学の追求さ。片手には缶コーヒー、美味しいだけの缶コーヒーじゃない、その缶コーヒーのデザインとか、様々に、俺を支配しているが、どうも頭狂日記にくると、精神が浄化されるらしい、ありがたいことだ。
俺は俺だから、今は安部公房に影響を受けている。生誕100年らしく、宣伝もすごいことになっている。それでも、頭が狂うまで、安部公房を読む訳じゃない。要は、安部公房をも、小説に取り込むのだ。悪くないだろう?




