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48『頭狂日記』
48『頭狂日記』
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日記文学に、終わりはあるのか、と言ったことも考える。終わりがありそうで、終わりがなさそうだが、俺が死んだ時にはもう、頭狂日記を書くことは出来ない。当たり前のことだが、一種の盲点であろう。まさに、死によって、日記文学は消滅する。
しかし、日記文学もそうだが、缶コーヒーも、死んだら飲めないとなると、悲しいもんです。そんなことを書ける、頭狂日記だから、なかなか止められない、頭狂日記を、狂も俺は、ふざけた文言で、書けて居ることがなにより幸せなんだよ。




