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448『頭狂日記』
448『頭狂日記』
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頭が狂、俺は少しの間、休息していたこの安息の場において、様々に過去を振り返り、小説というものについて、思考していた。日記文学であるから、こういう事も書ける。俺の小説は変異し、文体が変わった様に思うが、書けるものしか、書けまい。
であって、まあ、今日はコーヒーなしで、ゆっくりしてます。頭が狂だからと言って、今日も、狂って訳じゃないからね。頭が狂なんだ。頭が狂の、今日なんだ。今日は、狂じゃない、しかしそう言ったこともあったかもしれないな、やっぱり、今日も狂だろう。そうだろう。




