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41『頭狂日記』
41『頭狂日記』
㈠
缶コーヒーを買って、公園の椅子に座りながら、風景を眺めていたんだ。実に有意義な時間だったよ、小説が視界を流れて行くようで、俺は暗記というものをしながら、それはそれは、直視していた、という訳なんだ。
しかし、椅子から離れるとまた、風景は逆照射的に反転し、今度は空になった缶コーヒーを捨てに行くために歩きだした。当たり前のことだが、ゴミ箱に捨てるためさ。雨は上がっていて、晴れ間が出てる日は、特別に嬉しいものだよ。
41『頭狂日記』
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缶コーヒーを買って、公園の椅子に座りながら、風景を眺めていたんだ。実に有意義な時間だったよ、小説が視界を流れて行くようで、俺は暗記というものをしながら、それはそれは、直視していた、という訳なんだ。
しかし、椅子から離れるとまた、風景は逆照射的に反転し、今度は空になった缶コーヒーを捨てに行くために歩きだした。当たり前のことだが、ゴミ箱に捨てるためさ。雨は上がっていて、晴れ間が出てる日は、特別に嬉しいものだよ。
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