321/676
321『頭狂日記』
321『頭狂日記』
㈠
何が何だか、訳が分からないよう、どうしたら良いんだよう、という声が、地獄の底から聞こえて来たような気がしたら、目が覚めた。日記文学において、こういう日の記録、いや、如何にも小説らしい夢だが、こう言う記録をしておくのも、必要なことだ。
文学であるから、虚構でもあるこの頭狂日記ではあるが、しかし、日記というからには、尤もらしい日常でなければ、カフェインも役に立たないだろうにな。そんな意味不明に、埋没出来る、頭狂日記に感謝だよ、ありがとうな。




