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292『頭狂日記』

292『頭狂日記』



夜に空を飛んでいる、そんな夢から覚めて、やはり頭は狂しているなあと、自覚するに至る。まずは眠気覚ましに、少量のコーヒーだ。そして、頭狂日記を書く。書くことに拘れば、それこそ本当に拘れば、どこまでも書けてしまう気がする、頭狂日記だ。


日記文学に親しんだのは、芥川の『歯車』の影響が強そうだが、深刻な内容は引き継いではいない。飽くまで、安息の場、としての頭狂日記なんだ、今日もね。理解しておくれよ。

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