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29『頭狂日記』

29『頭狂日記』



殊更に、物事の深淵を行きたい訳ではない。ただ、頭狂日記において、物事の深度を消失させ、川が流れるように、自然な世界へと足を踏み入れたいという、覚悟の様なものがある。書くことに疲れても、日々の日記としてくらいは、書いて居たいのだ。


それはともかくとして、良いことも悪いことも、缶コーヒーで、受け流せるなら、流暢に言葉が、運べても/運べなくても、書くことそのものに、意味があるんだろうと思い至ることは、一種の達観であって貰いたいが、どうだろうか。分からないな。

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