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283『頭狂日記』
283『頭狂日記』
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今日は煎餅を食べた、そんな今日だったが、それでも、美味しいものに委ねて、生きて行くこともまた、頭狂日記さ。美味しい緑茶とともにね、しかし、ふざけた野郎だ、と言われても、俺は頭狂日記を停止する気は、さらさらないのである。安息の場だからね。
恐ろしい日さ。何がって、よく分からないけれど、夜明け前にも、林檎を食べながら、涙を流している人の、小説を書こうかと思ったけど、プロットの破綻で、消え行った話さ。ありがとう、頭狂日記。何がありがとうか、良く、分からないけれど。




