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242『頭狂日記』

242『頭狂日記』



頭が狂だってさ、俺は疑いなく、頭狂日記を意味あるものとして、理解している。頭が狂することの価値も知らず、俺は、頭狂日記に挑んで居るんだ。そもそもが、頭狂日記を書くというのは、安息の場であるから、俺にとっては好都合な訳だ。


しかしどうだろう、このどこまで続くか分からない頭狂日記には、心底、渇望を覚えるよ。俺をどこまで、執筆させるんだ、という風にね。そうだろう、訳の分からない小説よりも、もっと良く分からない、頭狂日記の有り体さ。

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