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222『頭狂日記』
222『頭狂日記』
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生きる道を探して、頭が狂しながらも、今日も途轍もなく強い熱量の中で、空を見上げて生きている。そんなやつが、つまり俺のことだが、頭が狂しているのだから、訳が分からないよ。当たり前だろ、意味不明は、意味不明に終着するのだ。
そうではあっても、であるからして、今日も、ぼーっとしながら、歩いては歩いては、暑いなあと思いながら、自販機で無糖のブラックの缶コーヒーを買って飲み、行方もなく、姿をくらまし、やがて、パソコンの前に戻り、今日も頭狂、って感じだよな。




