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218『頭狂日記』
218『頭狂日記』
㈠
コーヒーを飲みながら、坦々と頭狂日記を書く。書くことで救われる俺は、何のために生きているか、というよりも、頭狂日記を書くためには、生きねばならない、と言う一種の使命感の様なもので、執筆しているという訳なのである。
苦労というよりは、救済、と言った方が適切かもしれない。俺は只管、頭が狂しても、今日の日記を書かざるを得ないのだから、何だか不思議な話だよな、と思うばかりだ。確かに、思うばかりだ。
218『頭狂日記』
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コーヒーを飲みながら、坦々と頭狂日記を書く。書くことで救われる俺は、何のために生きているか、というよりも、頭狂日記を書くためには、生きねばならない、と言う一種の使命感の様なもので、執筆しているという訳なのである。
苦労というよりは、救済、と言った方が適切かもしれない。俺は只管、頭が狂しても、今日の日記を書かざるを得ないのだから、何だか不思議な話だよな、と思うばかりだ。確かに、思うばかりだ。
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