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214『頭狂日記』
214『頭狂日記』
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頭も今日、様々なことを考えたが、明快な回答というものは、見当たらない侭。自問自答だが、それはそれで、小説や詩や評論や日記の、アイデアの一つになるから良いじゃないか、そう自分に言い聞かすのである。どうにかなるさ、と軽快に進む。
悲劇と喜劇というもの、俺はしかし、どちらも余りない、ただ、その間を進んで歩いて行くのだから、頭が狂している、と言われるのも、当たり前だ、と言う風に思って居ても、ほとんど、現実的に狂って居ると言われたことはないが、ここにくれば、安息に浸れる。




