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148『頭狂日記』
148『頭狂日記』
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頭が非常に今日は狂しているな、と思う日は、大概、コーヒーの飲む量が多い日である。しかし、そんなことはどうでも良いのであって、俺が俺だという確証さえあれば、この安穏とした、頭狂日記、という場において、ゆっくりくつろいで居るのであるから。
ゆっくりすることは良いことなんだ、そうだよな、とストレンジャーに聞いても無視されるだけだと分かっているから、俺はノートのように、スマホに打ち込んで置く。もう一度言うが、ゆっくりすることは良いことなんだ、そうだろ。




