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147『頭狂日記』
147『頭狂日記』
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今日も狂が始まるのであって、それは狂としての今日であるから、そうだ、傍らにはコーヒーできめて、執筆をしているんだ。しかしこの俺の為体と言ったらない訳で、それこそ、頭狂日記がそんな俺を救済してくれるのであるから、ありがたいことなんだ。
ありがたいこと、それは、明確に言えば、この安息という力学が働くこの場、としての頭狂日記だが、狂って居るだろ、と言われても、俺にはさっぱり分からないよ。何が何だか、訳が分からない、そんな感じの今日の頭狂日記である。




