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140『頭狂日記』

140『頭狂日記』



カフェインを頼りに、よたよたとグラスを持って、コーヒーを飲む。そうだ、俺にはこれしかない、頭が狂するんだから、頭狂日記じゃないか。いつでも俺は、頭狂日記さ、そうだろう、そうだと言ってくれ、神よ、聞こえているのだろうか、呼吸には沈黙しかない。


それでもやがて、当たり前のように朝はやってくるし、それが自然なことだから、それで良いんだろうと思うと、途端に今日も、頭狂日記に支えられているなあ、と自分の安心どころがこの場だと確認し、居座る。

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