140/672
140『頭狂日記』
140『頭狂日記』
㈠
カフェインを頼りに、よたよたとグラスを持って、コーヒーを飲む。そうだ、俺にはこれしかない、頭が狂するんだから、頭狂日記じゃないか。いつでも俺は、頭狂日記さ、そうだろう、そうだと言ってくれ、神よ、聞こえているのだろうか、呼吸には沈黙しかない。
それでもやがて、当たり前のように朝はやってくるし、それが自然なことだから、それで良いんだろうと思うと、途端に今日も、頭狂日記に支えられているなあ、と自分の安心どころがこの場だと確認し、居座る。
140『頭狂日記』
㈠
カフェインを頼りに、よたよたとグラスを持って、コーヒーを飲む。そうだ、俺にはこれしかない、頭が狂するんだから、頭狂日記じゃないか。いつでも俺は、頭狂日記さ、そうだろう、そうだと言ってくれ、神よ、聞こえているのだろうか、呼吸には沈黙しかない。
それでもやがて、当たり前のように朝はやってくるし、それが自然なことだから、それで良いんだろうと思うと、途端に今日も、頭狂日記に支えられているなあ、と自分の安心どころがこの場だと確認し、居座る。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。