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121『頭狂日記』
121『頭狂日記』
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狂ってしまった、とは容易に認められない、一人のクランケが、俺の場合の、文学的錯乱で、文章の執筆速度も速くなる。頭狂日記における、そういう場合の事を鑑みて、一瞬何を言って居るんだろうとする、意味不明が、本質的な頭狂日記である。
ほとんど何も、書くことがないじゃないか、と言われても、それは確かにそうなんだが、もう止まらないスピードで、人生を送っているのだろう、しかし、ここはしかし、安息の場、としてある、今日の頭狂だから、ありがたい訳である。




